英文名 | Laboratory Course in Marine Bioscience II | |
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科目概要 | 海洋生命科学科2年後期 [(68コマ)]、2群科目、必修、実験、3単位(135時間) | |
必要授業 時間外学習 | ||
担当者 | ●水澤 寛太(増殖生物学 魚類分子内分泌学) mizusawa@kitasato-u.ac.jp 吉永 龍起(増殖生物学 水族育種生物学) yosinaga@kitasato-u.ac.jp 千葉 洋明※(増殖生物学 水族増殖学) h.tiba@kitasato-u.ac.jp 筒井 繁行(増殖生物学 水族病理学) tsutsui@kitasato-u.ac.jp 中村 修(増殖生物学 水族病理学) naosamu@kitasato-u.ac.jp 阿見彌 典子(増殖生物学 水族生理学) namiya@kitasato-u.ac.jp 古川 史也(増殖生物学 水族育種生物学) fumiya@kitasato-u.ac.jp 福田 和也(増殖生物学 水族増殖学) fukuda.kazuya@kitasato-u.ac.jp TA |
教員名 | 内容 |
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千葉 洋明 | 企業研究所での養殖業を通して得た実務経験をもとに、実験によって得られる基礎的な技術の修得がいかに現場においても必要か理解できるよう、具体的な情報を積極的に活用している。 |
教職課程 | ||
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学芸員養成課程 | ||
食品衛生管理者・監視員任用資格 | ||
自然再生士補資格 | ◯ | 必修科目 |
・水生動物の細胞レベルから個体レベルに至る実験と観察を通して、水生動物体内の構造と機能、生命現象に対する理解を深める。
・海洋生物を対象とする生物学実験、化学実験に必要な種々の基本技術を修得する。
・レポート作成等を通してデータの見方、レポートの書き方を学ぶことにより、4年次における卒業論文研究のための基礎力を身につける。
A: 多面的思考能力 | ◎ B: 自然科学の基礎知識・理解 | ◎ C: 専門分野の知識・技術 | ◯ D: 問題解決能力 |
◎ E: 実務能力 | ◯ F: コミュニケーション能力 | ◯ G: 技術者倫理 | H: 継続的学習能力 |
1.魚類の解剖
2.魚類精子の運動能の解析
3.水生無脊椎動物の発生過程の観察
4.餌料生物の形態と行動
5.無脊椎動物の解剖
6.魚類の血液検査
7.水生動物の組織観察
8.データ解析水生
9.魚類色素胞の観察
10.魚類の発生過程の観察
11.免疫学実験の基礎
説明後、実験を行い、レポートを作成する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
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教科書 | (なし) | |||
参考書 | (なし) |
内容 | 学習・教育目標との対応 |
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1. 与えられた時間、課題の下で計画的に実験を進めることができる。 | 目標DE |
2. 実験材料となる生物、実験器具、試薬および廃液等を正しく扱い、生命倫理/安全/環境保全等に配慮した上で実験を行うことができる。 | 目標BCEG |
3. 得られた結果を統計的に解析してまとめることができる。 | 目標B |
4. 実験結果を正しく解釈し、考察することができ、さらにそれを文章として表現することができる。 | 目標BCF |
5. 水生動物の器官、組織、細胞の構造およびそれらの機能との関係について説明できる。 | 目標BCF |
6. 水生動物の発生過程の特徴を理解し、表現することができる。 | 目標BCF |
7. 餌料生物の形態と行動の特徴を理解し、表現することができる。 | 目標BCF |
8. 免疫学の基礎的な実験を行うことができる。 | 目標BCEF |
スケッチとレポート [90%]
受講態度 [10%]評価基準: スケッチの場合は対象の構造の特徴を正しく捉え、表現できているかどうかを評価する。レポートの場合は実験の目的、材料と方法、結果、考察を適切に記述できているか、考察は結果に基づいているか、文献を正しく引用できているかを評価する。
遅刻(10分以内の遅刻は受講を認める)回数、白衣等必要なものを忘れた回数から評価する。
フィードバックの方法: スケッチや実験結果のメモを実習時間中に確認し、修正などを指示する。提出されたスケッチやレポートにコメントして返却する。
実験テキスト(印刷体)を基本的に実習当日に配布する。
実験テキストのPDFファイルを事前にGoogle Classroom上で公開する。予習に活用すること。
原則として欠席は認めない。また、提出されないレポートが1つでもあった場合は成績を評価しない。原則として欠席は認めない。また、提出されないレポートが1つでもあった場合は成績を評価しない。
10分以上遅刻したものは欠席とみなす(受講を認めない)。
解剖道具、白衣、ゴーグル、ケント紙を持参すること。
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 | 担当者 |
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1-2 | ガイダンス ・日程、評価方法等の説明 | 実習の目的と概要を理解する。 【予習】 【復習】 | 水澤 寛太 TA |
3-5 | 魚類の解剖(ニジマス) | ニジマスの外部形態を観察後、解剖して内部形態を詳細に観察、特徴を理解する。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 水澤 寛太 TA |
6-11 | 魚類精子の運動能の解析 | 魚類の精子の運動を種々の条件下で観察し、運動能に及ぼす要因について調べる。さらに実験で得られた結果をまとめ、考察を加えてレポートを作成する。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 千葉 洋明 TA |
12-14 | 水生無脊椎動物の発生過程の観察 | 水生無脊椎動物を材料として、その発生過程を経時的に観察し、スケッチを行う。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 古川 史也 TA |
15-17 | 餌料生物の形態と行動 | 餌料生物である動物プランクトンの形態と遊泳行動を観察する。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 吉永 龍起 TA |
18-29 | 水生無脊椎動物の解剖 | イカ、エビ、ホタテガイなどの水生無脊椎動物を解剖して内部形態を詳細に観察し、それらの特徴や相違点を理解する。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 千葉 洋明 福田 和也 TA |
30-32 | 魚類の解剖(海産魚) | 海産魚の外部形態を観察後、解剖して内部形態を詳細に観察、特徴を理解する。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 水澤 寛太 TA |
33-35 | 魚類の血液検査 | 魚類の採血法を習得し、ヘマトクリット値の測定と血球の観察を行う。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 筒井 繁行 TA |
36-47 | 水生動物の組織観察 | 魚類および水生無脊椎動物の主要な器官や組織の標本を顕微鏡観察し、それらの構造的特徴、および機能との関連を理解する。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 中村 修 TA |
48-50 | データ解析 | 実験のデザインを理解し、数値データを図表化することで、処理の影響を客観的に検討する。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 吉永 龍起 TA |
51-56 | 魚類色素胞の観察 | 魚類色素胞の変化を観察し、体色変化のしくみを考察する。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 阿見彌 典子 TA |
57-59 | 魚類の発生過程の観察 | 魚類を材料として、その発生過程を経時的に観察し、スケッチを行う。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 古川 史也 TA |
60-68 | 免疫学実験の基礎 | 動物が備える基本的な生体防御反応である貪食作用を観察する。 ・魚類の体表粘液をもちいて、防御因子の機能について調べる。 【予習】 実験テキストを読んで、実習内容を把握しておくこと。 【復習】 実験結果に基づいて考察し、レポートを作成すること。 | 筒井 繁行 TA |