Web Syllabus(講義概要)
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食品安全学(MB301-BC10)
英文名Food Safety
科目概要海洋生命科学科3年後期(前半) [(8コマ)]、3群科目、選択、講義、1単位(15時間)
必要授業
時間外学習
30時間
担当者●神保 充※(応用生物化学 資源化学) mjinbo@kitasato-u.ac.jp

実務経験のある教員

教員名内容
神保 充食品の安全性やその対処方法には科学物質の研究に通じる点があることから、研究開発に関わった経験を生かして説明する。

授業の目的

われわれの周りには食品の安全に関する諸問題が数多く存在し、われわれの健康を危うくする事態にまで至る場合もある。したがって、どのようにして食品の安全の問題が生じるのか、また、その対策法を学修することは、食品の製造・販売に携わる側のみでなく、消費者の立場からも重要である。そこで、本講義ではまず食品の安全に関係した衛生管理の基本を解説する。さらに、食品の偽装問題、放射能汚染に対する風評被害などの実例を紹介しつつ、食品製造・販売に対する技術者倫理の重要性を解説する。また、科学倫理、リスク管理を学修し、これらを通じて、食品の研究開発や、食品流通に携わったときに生ずる諸問題に対処できる能力を養う。

学習・教育目標との対応

    A: 多面的思考能力    B: 自然科学の基礎知識・理解◎ C: 専門分野の知識・技術    D: 問題解決能力
    E: 実務能力    F: コミュニケーション能力◎ G: 技術者倫理    H: 継続的学習能力

授業の内容

食品安全学概論
化学物質による食中毒
食品の変質と安全性評価
残留農薬と動物用医薬品
遺伝子組換え食品と産地偽装問題
食品表示制度と安全を確保するための検査法
食品の安全管理
学修到達度の確認

授業の方法

講義と質疑応答により進める。

教材

種別書名著者・編者発行所値段(円)
教科書新・食品衛生学藤井建夫・塩見一雄恒星社厚生閣2800
参考書食品衛生学堀江正一,尾上洋一講談社2400
教科書
署名
新・食品衛生学
著者・編者
藤井建夫・塩見一雄
発行所
恒星社厚生閣
値段(円)
2800
参考書
署名
食品衛生学
著者・編者
堀江正一,尾上洋一
発行所
講談社
値段(円)
2400

学生の到達目標

内容学習・教育目標との対応
1. 食品の製造工程や貯蔵中の変化を述べることができる。目標C
2. 食品に含まれる化合物等のリスク評価法の概要を述べることができる。目標C
3. 食品製造工程等での安全確保の概要を述べることができる。目標C
4. 食の安全管理システムの必要性について述べることができる。目標C
5. 食の安全に関する技術者倫理、科学倫理を身につける。目標G

評価方法・評価基準・フィードバックの方法

定期試験 [100%]評価基準: 上欄の各学習・教育目標を達成しているかを評価基準とします
フィードバックの方法: 答案返却を行います

学習支援情報・その他注意等

スライドを用いて授業を行う。スライドの内容はプリントして授業開始時に配布する。
オフィスアワーは特に設けません。質問等はメールで受け付けます。

授業計画

実施項目学習内容と学習課題担当者
1食品安全学概論食品安全学とは何か、食品のリスク評価、リスクコミュニケーション、食品衛生行政のしくみ、技術者倫理について

【予習】
シラバスを読んで流れを理解しておく
【復習】
講義内容の復習
神保 充
2化学物質による食中毒食品の製造,加工時に産生される有害物質について説明する.

【予習】
身近な食中毒の例を調べておく
【復習】
講義内容の復習
神保 充
3食品の変質と安全性評価食品変質のメカニズムを説明すると共に,変質防止法を説明する

【予習】
食品の変質にはどのようなものがあるか,調べる.
【復習】
講義内容の復習
神保 充
4残留農薬と動物用医薬品農薬や動物用医薬品の利用およびその規制について説明する.

【予習】
農薬や動物用医薬品の利用目的及びその規制について調べておく.
【復習】
講義内容の復習
神保 充
5遺伝子組換え食品と産地偽装問題遺伝子組換え食品や産地偽装に関する最近の知見を話す

【予習】
産地偽装や遺伝子組換え食品に関するニュースを調べておく
【復習】
講義内容の復習
神保 充
6食品表示制度と安全を確保するための検査法食品の表示制度の詳細と食品原料の鑑定・検査方法、組換えDNA体を原料とした食品の検査方法など

【予習】
身近な食品を例に食品表示の実態を見ておくとともに、技術者倫理とは何かを理解しておく
【復習】
講義内容の復習
神保 充
7食品の安全管理食品製造、流通の衛生管理、HACCP、ISO22000 やGMP認定など最近のトピックスの紹介

【予習】
試験問題を見直して疑問点を整理しておく
【復習】
理解不足の部分を学習する
神保 充
8学修到達度の確認小テスト.現在までの知識を確認する

【予習】
現在までの部分を復習しておく
【復習】
理解が不十分なところを復習する
神保 充
No. 1
実施項目
食品安全学概論
学習内容と学習課題
食品安全学とは何か、食品のリスク評価、リスクコミュニケーション、食品衛生行政のしくみ、技術者倫理について

【予習】
シラバスを読んで流れを理解しておく
【復習】
講義内容の復習
担当者
神保 充
No. 2
実施項目
化学物質による食中毒
学習内容と学習課題
食品の製造,加工時に産生される有害物質について説明する.

【予習】
身近な食中毒の例を調べておく
【復習】
講義内容の復習
担当者
神保 充
No. 3
実施項目
食品の変質と安全性評価
学習内容と学習課題
食品変質のメカニズムを説明すると共に,変質防止法を説明する

【予習】
食品の変質にはどのようなものがあるか,調べる.
【復習】
講義内容の復習
担当者
神保 充
No. 4
実施項目
残留農薬と動物用医薬品
学習内容と学習課題
農薬や動物用医薬品の利用およびその規制について説明する.

【予習】
農薬や動物用医薬品の利用目的及びその規制について調べておく.
【復習】
講義内容の復習
担当者
神保 充
No. 5
実施項目
遺伝子組換え食品と産地偽装問題
学習内容と学習課題
遺伝子組換え食品や産地偽装に関する最近の知見を話す

【予習】
産地偽装や遺伝子組換え食品に関するニュースを調べておく
【復習】
講義内容の復習
担当者
神保 充
No. 6
実施項目
食品表示制度と安全を確保するための検査法
学習内容と学習課題
食品の表示制度の詳細と食品原料の鑑定・検査方法、組換えDNA体を原料とした食品の検査方法など

【予習】
身近な食品を例に食品表示の実態を見ておくとともに、技術者倫理とは何かを理解しておく
【復習】
講義内容の復習
担当者
神保 充
No. 7
実施項目
食品の安全管理
学習内容と学習課題
食品製造、流通の衛生管理、HACCP、ISO22000 やGMP認定など最近のトピックスの紹介

【予習】
試験問題を見直して疑問点を整理しておく
【復習】
理解不足の部分を学習する
担当者
神保 充
No. 8
実施項目
学修到達度の確認
学習内容と学習課題
小テスト.現在までの知識を確認する

【予習】
現在までの部分を復習しておく
【復習】
理解が不十分なところを復習する
担当者
神保 充