Web Syllabus(講義概要)
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海洋生物資源化学(MB301-BC12)
英文名Chemistry of Marine Bioresources
科目概要海洋生命科学科3年前期(後半) [(8コマ)]、3群科目、選択、講義、1単位(15時間)
必要授業
時間外学習
30時間
担当者●神保 充※(応用生物化学 資源化学) mjinbo@kitasato-u.ac.jp

実務経験のある教員

教員名内容
神保 充医薬品についての研究開発経験を踏まえて,海洋生物などから開発された生物活性物質について講義している.

授業の目的

近年,海洋生物の利用や化学資源としての活用が急速に発展している.特有の機能を持つ海洋生物の成分が,保健機能食品として利用されるだけでなく,医薬品・医薬部外品などのファインケミカルとしての利用も広がりつつある.本講義は,これらの海洋生物成分の多様な利用について解説する.

学習・教育目標との対応

    A: 多面的思考能力    B: 自然科学の基礎知識・理解◎ C: 専門分野の知識・技術    D: 問題解決能力
    E: 実務能力    F: コミュニケーション能力    G: 技術者倫理    H: 継続的学習能力

授業の内容

生理活性成分について,食品とは別の利用方法について解説する.特に,医薬品、農薬、化粧品のように実際に利用されているもの,および,将来,応用が期待される物質についても,紹介する.

授業の方法

講義

教材

種別書名著者・編者発行所値段(円)
教科書(なし)
参考書マリンバイオテクノロジー –海洋生物成分の有効利用–伏谷 伸宏シーエムシー出版4,600円
教科書
署名
著者・編者
発行所
値段(円)
参考書
署名
マリンバイオテクノロジー –海洋生物成分の有効利用–
著者・編者
伏谷 伸宏
発行所
シーエムシー出版
値段(円)
4,600円

学生の到達目標

内容学習・教育目標との対応
1. 海洋生物の多様性とそれに伴う生体成分の多様性について説明できる.目標C
2. 海洋生物由来の生物活性物質の探索と,医薬・農薬への応用について説明できる.目標C
3. 化粧品等の原材料としての海洋生物成分について説明できる.目標C

評価方法・評価基準・フィードバックの方法

定期試験 [80%]
小テスト [20%]評価基準: 医薬や農薬,化粧品として利用される生物活性物質の名称や特性について説明できる.
海洋生物の生息環境から見た生物多様性やその成分の多様性について,説明できるか評価する.

医薬や農薬や生化学試薬として利用されている化合物について,説明できるかを評価する.
化粧品やその他有効利用ができる物質について,その応用などを説明できるか,評価する.
フィードバックの方法: 小テストについては,次の講義で返却する.
定期試験については,達成度確認期間に返却する.

学習支援情報・その他注意等

(なし)

授業計画

実施項目学習内容と学習課題担当者
第1回序論本講義の概要,意義
生理活性物質利用の歴史
資源としての海洋生物の重要性

【予習】
シラバスを読んでおく.
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
神保 充
第2回海洋生物からの生物活性物質、有用成分の探索法生物活性物質の探索方法について説明する.
生物を用いる方法
細胞を用いる方法
酵素を用いる方法

【予習】
ひとつの生物活性物質(ボンビコールなど)を調べ,どのように探索をおこなったか,調べる.
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
神保 充
第3回抗がん剤としての利用がんについて
医薬としての開発手順
抗がん剤となった海洋生物由来の物質
ハリコンドリン
ET-743

【予習】
海洋生物から見出された抗がん剤を調べておく。
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
神保 充
第4回医薬・農薬としての利用海洋生物由来の農薬,医薬候補化合物について解説する
ネライストキシン
ホロトキシン
サリシリハラミド
アジェラジンA
ナズマミド

【予習】
農薬とはどのようなものか調べる。
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
神保 充
第5回医薬品としての利用が期待される物質特異な生理活性を持つ物質について紹介する.
プロテインキナーゼ阻害剤
ヒストン脱アセチル化阻害剤

【予習】
リン酸化とはどのようなものか,何に作用するか調べておく.
ヒストン脱アセチル化とはなにか,調べる.
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
神保 充
第6回化粧品としての利用海洋由来の化粧品成分について解説する.
アルギン酸
化粧品原料としての海洋生物
保湿剤
抗酸化剤
日焼け止め

【予習】
海洋生物由来の化粧品原料を調べる.
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
神保 充
第7回未利用資源の有効利用緑色蛍光タンパク質
防汚物質
セメントタンパク質
バイオミネラリゼーション

【予習】
前回の講義を復習しておく.
【復習】
講義内容に関連した物質について調べ,知識を深める.
神保 充
第8回小テストこれまでの部分に対する小テストを行う.
そこで,正答率が低かった問題に対して,説明を加える.

【予習】
水産業などで問題となっている廃棄物を調べる.
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
神保 充
(定期試験)
第1回
実施項目
序論
学習内容と学習課題
本講義の概要,意義
生理活性物質利用の歴史
資源としての海洋生物の重要性

【予習】
シラバスを読んでおく.
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
担当者
神保 充
第2回
実施項目
海洋生物からの生物活性物質、有用成分の探索法
学習内容と学習課題
生物活性物質の探索方法について説明する.
生物を用いる方法
細胞を用いる方法
酵素を用いる方法

【予習】
ひとつの生物活性物質(ボンビコールなど)を調べ,どのように探索をおこなったか,調べる.
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
担当者
神保 充
第3回
実施項目
抗がん剤としての利用
学習内容と学習課題
がんについて
医薬としての開発手順
抗がん剤となった海洋生物由来の物質
ハリコンドリン
ET-743

【予習】
海洋生物から見出された抗がん剤を調べておく。
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
担当者
神保 充
第4回
実施項目
医薬・農薬としての利用
学習内容と学習課題
海洋生物由来の農薬,医薬候補化合物について解説する
ネライストキシン
ホロトキシン
サリシリハラミド
アジェラジンA
ナズマミド

【予習】
農薬とはどのようなものか調べる。
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
担当者
神保 充
第5回
実施項目
医薬品としての利用が期待される物質
学習内容と学習課題
特異な生理活性を持つ物質について紹介する.
プロテインキナーゼ阻害剤
ヒストン脱アセチル化阻害剤

【予習】
リン酸化とはどのようなものか,何に作用するか調べておく.
ヒストン脱アセチル化とはなにか,調べる.
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
担当者
神保 充
第6回
実施項目
化粧品としての利用
学習内容と学習課題
海洋由来の化粧品成分について解説する.
アルギン酸
化粧品原料としての海洋生物
保湿剤
抗酸化剤
日焼け止め

【予習】
海洋生物由来の化粧品原料を調べる.
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
担当者
神保 充
第7回
実施項目
未利用資源の有効利用
学習内容と学習課題
緑色蛍光タンパク質
防汚物質
セメントタンパク質
バイオミネラリゼーション

【予習】
前回の講義を復習しておく.
【復習】
講義内容に関連した物質について調べ,知識を深める.
担当者
神保 充
第8回
実施項目
小テスト
学習内容と学習課題
これまでの部分に対する小テストを行う.
そこで,正答率が低かった問題に対して,説明を加える.

【予習】
水産業などで問題となっている廃棄物を調べる.
【復習】
講義の内容を復習し,まとめる.
担当者
神保 充
実施項目
(定期試験)
学習内容と学習課題
担当者