Web Syllabus(講義概要)
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国際海洋政策(MB301-AC05)
英文名International Marine Policy
科目概要海洋生命科学科3年後期(後半) [(8コマ)]、3群科目、選択、講義、1単位(15時間)
必要授業
時間外学習
30時間
担当者●寺島 裕晃※

実務経験のある教員

教員名内容
寺島 裕晃水産分野の開発コンサルタントとして、JICAや世界銀行などが実施している海外での開発協力業務に従事しており、その経験から得られた知見を事例として授業を行っている。

授業の目的

国際的な海洋政策や立場の異なる関係国の政策を把握し、海洋・水産資源に係る多面的側面を理解する。加えて、水産資源の持続的利用に資する国際協力の仕組みや事業内容について基本的な知識を持ち、海外水産協力の意義や重要性を理解する。

学習・教育目標との対応

◎ A: 多面的思考能力    B: 自然科学の基礎知識・理解◎ C: 専門分野の知識・技術    D: 問題解決能力
    E: 実務能力    F: コミュニケーション能力    G: 技術者倫理    H: 継続的学習能力

授業の内容

・世界の海洋政策の変遷と国連海洋法条約
・排他的経済水域(EEZ)
・世界の水産業の動向
・水産資源をめぐる国際的な議論と課題
・開発途上国の現状
・海洋資源の持続的利用と海洋環境保全
・政府開発援助(ODA)
・日本の水産協力

授業の方法

講義と質疑応答

教材

種別書名著者・編者発行所値段(円)
教科書毎回、プリントを配布する
参考書令和4年版 水産白書 水産庁 編一般財団法人農林統計協会2,640円
参考書海洋白書 2022笹川平和財団 海洋政策研究所成山堂書店2,420円
教科書
署名
毎回、プリントを配布する
著者・編者
発行所
値段(円)
参考書
署名
令和4年版 水産白書
著者・編者
水産庁 編
発行所
一般財団法人農林統計協会
値段(円)
2,640円
参考書
署名
海洋白書 2022
著者・編者
笹川平和財団 海洋政策研究所
発行所
成山堂書店
値段(円)
2,420円

学生の到達目標

内容学習・教育目標との対応
1. 国際的な海洋政策や持続的開発の概要を説明できる。目標A
2. 日本の海外水産協力を概説し、その重要性を説明できる。目標C

評価方法・評価基準・フィードバックの方法

課題レポート [100%]評価基準: 国際的な海洋政策や持続的開発及び日本の海外水産協力の概要の理解と、それに関する自身の考えを整理して表明できることを評価基準とする。
フィードバックの方法: 提出された課題レポートに適宜、コメント・解説を記して返却する。

学習支援情報・その他注意等

質問・相談等はメールでも受け付けます。

授業計画

実施項目学習内容と学習課題担当者
1世界の海洋政策の変遷と国連海洋法条約「国際海洋政策」の意味を考察したうえで、歴史的に海洋政策・国際条約がどのように変遷してきたかを学び、国連海洋法条約の意味と内容を理解する。

【予習】
「国際海洋政策」とは何か(どんな意味と役割があるのか)、自分の考えを整理しておく。
【復習】
講義内容の復習
寺島 裕晃
2排他的経済水域(EEZ)隣接する国々でのEEZの状況や課題について学ぶ。特に日本と周辺国の関係について概要を把握する。

【予習】
EEZが日本にどのような影響を及ぼしてきたか、自分の考えを整理しておく。
【復習】
講義内容の復習
寺島 裕晃
3世界の水産業の動向世界の水産物生産量や消費がどのように推移してきたかを把握し、その中で発展してきた国際的な漁業管理について学ぶ。

【予習】
世界の水産動向について、インターネット等で調べておく
【復習】
講義内容の復習
寺島 裕晃
4水産資源をめぐる国際的な議論と課題捕鯨やマグロ資源など、海洋資源・水産資源をめぐって続いている国際的な議論と課題を把握する。

【予習】
捕鯨やマグロ漁業についてどう思うか、自分の考えを整理しておく。
【復習】
講義内容の復習
寺島 裕晃
5開発途上国の現状開発途上国の水産業の特徴や現状を理解し、どのような課題や潜在力があるのか把握する。

【予習】
開発途上国について知っていることを整理しておく。
【復習】
講義内容の復習
寺島 裕晃
6海洋資源の持続的利用と海洋環境保全FAO の「責任ある漁業のための行動規範」や国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」について学ぶ。また、海洋資源の持続的利用のための「予防的アプローチ」、「生態系アプローチ」、「海洋保護区」、「里海」、「違法・無報告・無規制(IUU)漁業対策」などについて概要を理解する。

【予習】
FAOとは何か、インターネット等で調べ、その目的や役割を理解しておく。
【復習】
講義内容の復習
寺島 裕晃
7政府開発援助(ODA)日本を含む世界の先進国が行っているODAについて理解する。特に国際協力機構(JICA)による日本の国際協力の概要を把握する。

【予習】
政府開発援助(ODA)とは何か、インターネット等で調べその目的や役割を整理しておく。
【復習】
講義内容の復習
寺島 裕晃
8日本の水産協力日本が水産・海洋分野で行っている国際協力活動の具体的な事例を学び、水産・海洋分野で日本が国際協力を行う意義を理解する。

【予習】
日本の水産協力について自分の知っていることを整理しておく。
【復習】
講義内容の復讐
寺島 裕晃
No. 1
実施項目
世界の海洋政策の変遷と国連海洋法条約
学習内容と学習課題
「国際海洋政策」の意味を考察したうえで、歴史的に海洋政策・国際条約がどのように変遷してきたかを学び、国連海洋法条約の意味と内容を理解する。

【予習】
「国際海洋政策」とは何か(どんな意味と役割があるのか)、自分の考えを整理しておく。
【復習】
講義内容の復習
担当者
寺島 裕晃
No. 2
実施項目
排他的経済水域(EEZ)
学習内容と学習課題
隣接する国々でのEEZの状況や課題について学ぶ。特に日本と周辺国の関係について概要を把握する。

【予習】
EEZが日本にどのような影響を及ぼしてきたか、自分の考えを整理しておく。
【復習】
講義内容の復習
担当者
寺島 裕晃
No. 3
実施項目
世界の水産業の動向
学習内容と学習課題
世界の水産物生産量や消費がどのように推移してきたかを把握し、その中で発展してきた国際的な漁業管理について学ぶ。

【予習】
世界の水産動向について、インターネット等で調べておく
【復習】
講義内容の復習
担当者
寺島 裕晃
No. 4
実施項目
水産資源をめぐる国際的な議論と課題
学習内容と学習課題
捕鯨やマグロ資源など、海洋資源・水産資源をめぐって続いている国際的な議論と課題を把握する。

【予習】
捕鯨やマグロ漁業についてどう思うか、自分の考えを整理しておく。
【復習】
講義内容の復習
担当者
寺島 裕晃
No. 5
実施項目
開発途上国の現状
学習内容と学習課題
開発途上国の水産業の特徴や現状を理解し、どのような課題や潜在力があるのか把握する。

【予習】
開発途上国について知っていることを整理しておく。
【復習】
講義内容の復習
担当者
寺島 裕晃
No. 6
実施項目
海洋資源の持続的利用と海洋環境保全
学習内容と学習課題
FAO の「責任ある漁業のための行動規範」や国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」について学ぶ。また、海洋資源の持続的利用のための「予防的アプローチ」、「生態系アプローチ」、「海洋保護区」、「里海」、「違法・無報告・無規制(IUU)漁業対策」などについて概要を理解する。

【予習】
FAOとは何か、インターネット等で調べ、その目的や役割を理解しておく。
【復習】
講義内容の復習
担当者
寺島 裕晃
No. 7
実施項目
政府開発援助(ODA)
学習内容と学習課題
日本を含む世界の先進国が行っているODAについて理解する。特に国際協力機構(JICA)による日本の国際協力の概要を把握する。

【予習】
政府開発援助(ODA)とは何か、インターネット等で調べその目的や役割を整理しておく。
【復習】
講義内容の復習
担当者
寺島 裕晃
No. 8
実施項目
日本の水産協力
学習内容と学習課題
日本が水産・海洋分野で行っている国際協力活動の具体的な事例を学び、水産・海洋分野で日本が国際協力を行う意義を理解する。

【予習】
日本の水産協力について自分の知っていることを整理しておく。
【復習】
講義内容の復讐
担当者
寺島 裕晃