英文名 | Molecular Biology in Marine Biosciences | |
---|---|---|
科目概要 | 増殖生物学専門分野(修士課程)1~2年次2023年度前期、講義、2単位(30時間) | |
必要授業 時間外学習 | 60時間 | |
担当者 | ●水澤 寛太(増殖生物学 魚類分子内分泌学) mizusawa@kitasato-u.ac.jp |
近年、急速に進んだ魚類の内分泌系の遺伝子、特に成長、生殖、適応に関与するホルモンと受容体の遺伝子について、遺伝子の機能とその産物であるタンパク質の機能の理解を図る。特に、個体レベルでの環境適応における遺伝子とタンパク質の機能と、種分化に伴う内分泌系の進化について考える。
1.比較内分泌学概論
2.発生・変態・リズムの生命現象と進化
3.成長・成熟・性決定の生命現象と進化
4.求愛・性行動と脳の性分化の生命現象と進化
5.回遊の生命現象と進化
6.ホメオスタシスと適応の生命現象と進化
7.生体防御・社会性の生命現象と進化
講義と質疑応答
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
---|---|---|---|---|
教科書 | ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ(全7巻) | 和田勝ら | 裳華房 | 2,100~ |
参考書 | (なし) |
内容 |
---|
1. 個体レベルでの環境適応における遺伝子とタンパク質の役割を説明できる。 |
レポート [100%]
評価基準:
フィードバックの方法:レポートを講評する。
質問・討議には随時研究室において応じる。
【予習】
参考書および学術論文の精読
【復習】
ノート整理および教員とのディスカッション
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 | 担当者 |
---|---|---|---|
1回 | 比較内分泌学概論(1) | 比較内分泌学の目的、ホルモンの分子基盤 | 水澤 寛太 |
2回 | 比較内分泌学概論(2) | 系統発生とホルモン、個体発生とホルモン、ホルモンによる調節機構の進化 | 水澤 寛太 |
3回 | 発生・変態・リズムの生命現象と進化(1) | 発生と変態に係わるホルモン作用の分子基盤 | 水澤 寛太 |
4回 | 発生・変態・リズムの生命現象と進化(2) | 生体リズムに係わるホルモン作用の分子基盤 | 水澤 寛太 |
5回 | 成長・成熟・性決定の生命現象と進化(1) | 個体の成長に係わるホルモン作用の分子基盤 | 水澤 寛太 |
6回 | 成長・成熟・性決定の生命現象と進化(2) | 成熟と繁殖に係わるホルモン作用の分子基盤 | 水澤 寛太 |
7回 | 成長・成熟・性決定の生命現象と進化(3) | 性分化と性決定に係わるホルモン作用の分子基盤 | 水澤 寛太 |
8回 | 求愛・性行動と脳の性分化の生命現象と進化 | 水生生物の性行動と産卵行動に係わるホルモン作用の分子基盤 | 水澤 寛太 |
9回 | 回遊の生命現象と進化 | 魚類の回遊に係わるホルモン作用の分子基盤 | 水澤 寛太 |
10回 | ホメオスタシスと適応の生命現象と進化(1) | 体液調節の進化に係わるホルモン作用の分子基盤 | 水澤 寛太 |
11回 | ホメオスタシスと適応の生命現象と進化(2) | 体液調節期間・組織・細胞に係わるホルモン作用の分子基盤 | 水澤 寛太 |
12回 | ホメオスタシスと適応の生命現象と進化(3) | ホメオスタシスに係わるホルモンの分子基盤 | 水澤 寛太 |
13回 | 生体防御・社会性の生命現象と進化(1) | 体内の攻防に係わるホルモンの分子基盤 | 水澤 寛太 |
14回 | 生体防御・社会性の生命現象と進化(2) | 個としての攻防に係わるホルモンの分子基盤 | 水澤 寛太 |
15回 | 生体防御・社会性の生命現象と進化(3) | 集団による攻防に係わるホルモン作用の分子基盤 | 水澤 寛太 |