英文名 | Current Topics of Coastal Marine Organisms | |
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科目概要 | 環境生物学専門分野(修士課程)1~2年次通年、演習、4単位(120時間) | |
必要授業 時間外学習 | 60時間 | |
担当者 | ●難波 信由※( 環境生物学 水圏植物学) nanba@kitasato-u.ac.jp 広瀬 雅人(環境生物学 海洋無脊椎動物学) mhirose@kitasato-u.ac.jp 羽生田 岳昭(環境生物学 水圏植物学) hanyuda.takeaki@kitasato-u.ac.jp |
【1年次】浅海域の低次生産に携わるプランクトンやベントスの生態に関する基礎的知識を習得し、当該研究の現状や問題点、研究法、解析法の整理、論議における論旨の展開や既報の引用法など、研究論文の成り立ちについて理解することを目標とする。
【2年次】浅海域の低次生産に携わるプランクトンやベントスの生態のうち、研究テーマに関する分野の現状や問題点を理解し、他研究者の研究内容や研究発表に対する客観的評価や批判力を養うことを目標とする。
研究テーマに関する分野の主要な学術論文や書籍を収集・精読し、当該分野の研究概要をまとめてゼミナール形式で発表する。また、英文学術論文の講読により英語の理解力向上を図る。
ゼミナール形式
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
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教科書 | 関連分野の総説、学術論文などを使用して、本演習科目の教科書とする。 | |||
参考書 | Marine Biology | Peter Castro & Michael Huber | McGraw Hill | 16,745 |
内容 |
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1. 【1年次】沿岸域や海浜域のプランクトンやベントスの生態に関する内外の論文を読解できる。 |
2. 岩礁域の付着生物の生態に関する内外の論文内容の概要を説明できる。 |
3. 関連する研究情報を収集し、整理することができる。 |
4. 研究立案の要点整理と方法論を確立できる。 |
5. 【2年次】論理的なプレゼンテーションを行うことができる。 |
6. 他者の研究や発表に対して客観的批評を行うことができる。 |
評価方法:論文紹介および討論内容 [100%]
評価基準:沿岸域や海浜域のプランクトン、ベントス、付着生物の生態に関する論文の内容を正確に理解し、具体的な研究計画を立案できていること。そして、論理的なプレゼンテーションが行われていること。
フィードバックの方法:論文紹介や討論の内容について講評や解説を行う。
オフィスアワーは特に設けません。
【予習】
関連分野の総説、学術論文などを読み、調べて整理しておくこと。
【復習】
関連分野の総説、学術論文などと演習内容を復習し、まとめること。
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 |
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【1年次】 | ||
1−5 | 海洋植物に関する論文の理解(難波 信由・羽生田 岳昭) | 沿岸域、岩礁域の植物に関する論文を精読する。 |
6-10 | 海洋動物に関する論文の理解(廣瀬 雅人) | 沿岸域、岩礁域の動物に関する論文を精読する。 |
11-15 | 海洋植物に関連する論文内容の紹介(難波 信由・羽生田 岳昭) | 沿岸域、岩礁域の植物に関する論文を紹介する。 |
16-20 | 海洋動物に関連する論文内容の紹介(廣瀬 雅人) | 沿岸域、岩礁域の動物に関する論文を紹介する。 |
21-28 | 海洋動植物に関する研究計画と研究方法の設定(難波 信由・廣瀬 雅人・羽生田 岳昭) | 研究目的を紹介する。 |
29-30 | 模擬発表(難波 信由・廣瀬 雅人) | 研究現状に関してプレゼンテーションを実施する。 |
【2年次】 | ||
31-35 | 海洋植物に関連する研究論文の客観的批評(難波 信由・羽生田 岳昭) | 海洋植物に関する研究論文の批判的精読をする。 |
36-40 | 海洋動物に関連する研究論文の客観的批評(廣瀬 雅人) | 海洋動物に関する研究論文の批判的精読をする。 |
41-50 | 論理的発表技術の習得(難波 信由・廣瀬 雅人・羽生田 岳昭) | 研究テーマに関連する論文の図表を検討する。 |
51-59 | 発表要旨の作成(難波 信由・廣瀬 雅人・羽生田 岳昭) | 発表要旨を精読して問題点を抽出する。 |
60 | 発表要旨の提出(難波 信由・廣瀬 雅人・羽生田 岳昭) | 発表要旨を提出して説明する。 |