英文名 | Thesis Research on Environmental Microbiology | |
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科目概要 | 環境生物学専門分野(修士課程)1~2年次通年、実験、10単位(450時間) | |
必要授業 時間外学習 | ||
担当者 | ●小檜山 篤志(環境生物学 環境微生物学) kobiyama@kitasato-u.ac.jp 山田 雄一郎(環境生物学 環境微生物学) yyamada@kitasato-u.ac.jp |
水圏微生物、水圏微小生物群の生理生態を研究する上で必要な実験手法を習得する。すなわち、多様な分析、機器操作法、野外調査法、培養法などの研究法に習熟し、これらを活用する能力を養成する。また、修士論文に関する実験を通じて研究計画立案や結果解析の能力向上を図る。
<1年次>
・特定分野に関わる文献を検索、情報を収集・整理して研究テーマを設定する。
・フィールド調査などの理論を学ぶとともに、それらを実践する。
・研究を遂行しながら、環境パラメーター測定法、生態観察法などの本分野の研究に必要な基本技術を習得する。
・微生物の単離株の構築、大量培養法、増殖特性研究法などについて学ぶ。
・増殖や生理状態の指標となるパラメーターの測定法に習熟する。
・研究計画に沿って調査、実験を遂行するとともに、データの整理を通じて問題点を抽出し、研究手法を改善する。
<2年次>
・前年度に得られた成果を整理し、レポートを作成する。これらを通じて研究計画を再構築する。
・多様な染色法、顕微鏡観察法など対象微生物の細胞生理を理解するために必要な手法の原理と技術を学ぶ。
・細胞成分の分離分析法、遺伝子解析法、生化学的手法などを用い、各自のテーマに応じた実験を実施する。
・研究計画に従って多様な手法を駆使しながら研究を遂行する。
・研究成果を修士論文として取りまとめる。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
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教科書 | (なし) | |||
参考書 | (なし) |
内容 |
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1. 細菌、微細藻類ならびに微小動物プランクトンの生理、生態に関わるテーマに応じて適切な実験法を選択できる。 |
2. 本分野で用いられる研究法の理論、活用法を説明できる。 |
3. 多様な実験技術、調査法を確実に遂行できる。 |
研究計画の立案、実験の計画および実験遂行の正確性等について、口頭試問等を用いて評価する。
評価基準:
フィードバックの方法:随時解説する
特になし
【予習】
当該研究分野の学術論文に関し、精読する。
【復習】
得られた結果を基に研究手法の改善を検討し、次の実験について計画を立てる。
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 |
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1-20 | 研究テーマの設定と研究計画の立案 | 当該分野に関わる情報を整理して問題点を明確化し、研究テーマを設定するとともに研究プロセスをデザインして計画を立案する。 |
21-40 | 基礎的研究手法の修得-1 | フィールド調査法などについて理論を学ぶとともに、技術を習得する。 |
41-60 | 基礎的研究手法の修得-2 | 環境パラメーター測定法、観察法などについて基本技術を理論を学ぶ。 |
61-100 | 生理学的研究法の習得 | 微生物の単離培養株の構築法、大量培養法、増殖特性研究法、生理状態の指標となるパラメーター測定法などについて原理と技術を学ぶ。 |
101-113 | 研究の遂行と研究手法の改善 | 研究計画にそって実験を進めるとともに、データの整理を通じて問題点を抽出する。 |
114-133 | 研究計画の再構築 | 前年度の成果を整理した上、研究計画を再構築する。 |
134-153 | 細胞学的研究手法の習得 | 細胞染色法、顕微鏡観察法などの理論と実際を学ぶ。 |
154-173 | 生化学的・分子生物学的手法の習得 | 細胞成分の分離分析法、遺伝子解析法、生化学的手法などについて理論と実際を学ぶ。 |
174-193 | 研究の遂行と研究手法の改善 | 多様な研究手法を活用しながら研究を遂行する。 |
194-225 | 研究成果の取りまとめと論文作成 | 研究成果を基に修士論文を取りまとめる。 |