英文名 | Ecology and Physiology of Marine Microb | |
---|---|---|
科目概要 | 環境生物学専門分野(修士課程)1~2年次2023年度前期、講義、2単位(30時間) | |
必要授業 時間外学習 | 60時間 | |
担当者 | ●小檜山 篤志(環境生物学 環境微生物学) kobiyama@kitasato-u.ac.jp |
微生物は水圏生態系における物質・エネルギー循環に極めて重要な役割を果たしている。また、微生物の増殖、栄養摂取や代謝などは多様性を示す。本講義では海洋微生物に関わる研究の現状把握を通じて生理・生態学的研究を進めるための応用力養成を目標とする。
1. 海洋微生物生態学の歴史(海洋微生物学の成立)
2. 海洋微生物生態学の歴史(海洋微生物生態学の発展)
3. 海洋微生物生態学の歴史(分子生態学の発展)
4. 海洋生態系と微生物(海洋の生物生産、食物網)
5. 海洋生態系と微生物(微生物ループ)
6. 海洋環境と微生物(塩分環境と海洋細菌)
7. 海洋環境と微生物(温度環境と海洋細菌)
8. 海洋環境と微生物(栄養環境と海洋細菌)
9. 海洋微生物の生態(共生微生物)
10. 海洋微生物の生態(赤潮形成微細藻類、有毒微細藻類)
11. 海洋微生物の生態(付着性微生物の生態)
12. 海洋微生物生態の研究法(フィールド調査、培養法)
13. 海洋微生物生態の研究法(細胞学的研究法)
14. 海洋微生物生態の研究法(生化学・分子生物学的研究法)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
---|---|---|---|---|
教科書 | なし | |||
参考書 | (なし) |
内容 |
---|
1. 海洋生態系と微生物の関わりに関する知見を整理し、この分野の研究の現状を概説できる。 |
2. 特定の有害・有毒微生物の生態に関する知見を説明できる。 |
3. 海洋微生物生態の研究法について例を挙げて説明できる。 |
4. 海洋微生物の環境応答・適応について例を挙げて説明できる。 |
レポートや講義内における口頭試問等を用い、達成度を評価する。 [100%]
評価基準:
フィードバックの方法:随時解説する
特になし
【予習】
シラバスの確認や、講義資料を基にした次回の授業内容の確認。
【復習】
ノートを配布資料等や参考資料を基に整理し、授業内容の理解を深める。
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 |
---|---|---|
1-3 | 海洋微生物学生態学の歴史 | 海洋微生物の発見から、海洋微生物学生態学の成立、発展、現状と課題について学習する。 |
4-5 | 海洋生態系と微生物 | 海洋の生物生産、食物網、微生物ループにおける微生物の役割を学ぶ。 |
6-8 | 海洋環境と微生物 | 塩分環境、温度環境、高圧環境、富栄養・貧栄養環境に特徴的な微生物の生理、生態を通じて環境応答・適応機構を理解する。 |
9-11 | 海洋微生物の生態 | 共生微生物の生態、赤潮形成機構、有毒微細藻類の毒生産機構、付着生物の生態を取り上げ、海洋微生物生態学の研究の現状と課題を理解する。 |
12-14 | 海洋微生物生態の研究法 | フィールド調査、培養法、細胞学的研究法、生化学・分子生物学的研究法について理論を学ぶ。 |
15 | 学習成果の確認 | レポート答案に関する指摘を基にその改善を行う。 |