英文名 | Metabolic Chemistry for Marine Bioscience | |
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科目概要 | 応用生物化学専門分野(修士課程)1~2年次2024年度後期、講義、2単位(30時間) | |
必要授業 時間外学習 | 60時間 | |
担当者 | ●菅野 信弘(応用生物化学 食品化学) kan-no@kitasato-u.ac.jp 池田 大介※(応用生物化学 食品化学) adikeda@kitasato-u.ac.jp |
海産魚貝類、海藻等の多種多様な水生生物には、陸上生物には認められないユニークな生体成分が発見される。それらの中には、生理機能や代謝機構が明らかにされていないものも多い。こうした魚介類の中にはヒトが日常的に食料として利用している種もあることから、生理活性の解明は重要な事項である。本講義では海産無脊椎動物に発見されたオピン類とその代謝酵素の研究を例にとり、生理活性および代謝機構解明の研究手法を習得を図る。
ガイダンス
海洋生物特有の生体成分
オピン類の研究過程
研究の展望
授業は講義形式とゼミ形式を併用して実施する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
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教科書 | - | |||
参考書 | - |
内容 |
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1. 生体成分の生理機能および代謝機構解明のための研究手法について概説することができる。 |
レポート [100%]
評価基準:到達目標のとおり。
フィードバックの方法:レポートにコメントを付して返却する。
特になし
【予習】
配布されたプリントの内容について、関連情報も含めて事前に調べておく。
【復習】
授業内容の整理。
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 | 担当者 |
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1回 | ガイダンス | - | 池田 大介 |
2回 | 海洋生物特有の生体成分 | 海洋生物特有の生体成分(1) | 池田 大介 |
3回 | 海洋生物特有の生体成分 | 海洋生物特有の生体成分(2) | 池田 大介 |
4回 | 海洋生物特有の生体成分 | 海洋生物特有の生体成分(3) | 池田 大介 |
5回 | オピン類の研究過程① | オピン類の発見から構造解析まで | 池田 大介 |
6回 | オピン類の研究過程② | オピン類の構造解析から推定された代謝機構と生理機能 | 池田 大介 |
7回 | オピン類の研究過程③ | 様々な生理条件下におけるオピン類の変動 | 池田 大介 |
8回 | オピン類の研究過程④ | 様々な生理条件下におけるオピン類の変動から推定された生理機能 | 菅野 信弘 |
9回 | オピン類の研究過程⑤ | オピン脱水素酵素の発見 | 菅野 信弘 |
10回 | オピン類の研究過程⑥ | 酵素反応機構から推定された生理機能 | 菅野 信弘 |
11回 | オピン類の研究過程⑦ | オピン脱水素酵素の構造解析から推定された生理機能 | 菅野 信弘 |
12回 | オピン類の研究過程⑧ | 海藻中のオピン類 | 菅野 信弘 |
13回 | オピン類の研究過程⑨ | 土壌細菌中のオピン類(1) | 菅野 信弘 |
14回 | オピン類の研究過程⑩ | 土壌細菌中のオピン類(2) | 菅野 信弘 |
15回 | オピン類の研究過程⑪ | さらに何を明らかにしなければならないか | 菅野 信弘 |