| 英文名 | Thesis Research on Aquatic Botany | |
|---|---|---|
| 科目概要 | 環境生物学専門分野（修士課程）1～2年次通年、実験、１０単位(450時間) | |
| 必要授業 時間外学習 | ||
| 担当者 | ●難波 信由※（ 環境生物学 水圏植物学） nanba@kitasato-u.ac.jp 羽生田 岳昭（環境生物学 水圏植物学） hanyuda.takeaki@kitasato-u.ac.jp | |
【1年次】基礎生産に携わる海藻、海草類を研究する上で必要な基本的な調査方法、実験方法の習得を目標とする。また、実験を通じて、 研究計画の立案や結果の解析能力の向上を図る。
【2年次】フィールドで得られた結果に基づき、さらに詳細な情報を得るための方法の習得を目標とする。
生態学的情報を得るための、海藻、海草類の種同定、単離、大量培養、滅菌・継代培養、凍結保存や、フィールドでの採集、枠取り調査などの方法、環境情報を得るための光量測定法、潮位測定法、 クロロフィル抽出と蛍光光度測定法、 STD 環境測器取扱法、栄養塩分析法などの実験を遂行する。さらに詳細な情報を得るために、必要に応じて、海藻、海草類の光合成能の測定法、 画像解析法、遺伝学的方法および電子顕微鏡観察手法などを実行する。
実験
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
|---|---|---|---|---|
| 教科書 | 関連分野の実験方法が記載された研究論文などを使用して、本実験科目のテキストとする。 | |||
| 参考書 | 特に指定しない。 |
| 内容 |
|---|
| 1. 研究テーマに関わる実験、調査を立案、遂行し、得られたデータを正確に解析し、文章で書き表すことができる。 |
| 2. 必要な生態、環境情報を適切な方法で得ることができる。 |
| 3. 各技術を習得し、自ら実験を遂行できる。 |
| 4. 必要に応じて新たな実験手法を導入する能力を身につけ、仮説の検証に応用することができる。 |
評価手法:レポート [100% ]
評価基準:研究テーマに関わる実験・調査・解析方法を正確に理解し、表現していること。
フィードバックの方法:レポート返却時に講評や解説を行う。
オフィスアワーは特に設けません。
【予習】関連分野の実験方法が記載された研究論文などを読み、調べて整理しておくこと。
【復習】関連分野の実験方法が記載された研究論文などと実験内容を復習し、まとめること。
| 回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 | 担当者 |
|---|---|---|---|
| 【1年次】 | |||
| 1-6 | 分類、培養 | 種類・発生段階の同定、培養に関する基本技術を理解し、習得する。 | 難波 信由 羽生田 岳昭 |
| 7-12 | 環境測定 | 環境要因としての環境測器取り扱い方法を理解し、習得する。 | 難波 信由 羽生田 岳昭 |
| 13-18 | 野外調査 | 岩礁域や護岸壁など野外調査に関わる基本的技術を理解し、習得する。 | 難波 信由 羽生田 岳昭 |
| 19-24 | 統計解析 | 統計的解析法を理解し、習得する。 | 難波 信由 羽生田 岳昭 |
| 25-30 | 研究テーマに関わる実験・調査 | 研究テーマに関わる実験・調査方法を理解し、習得する。 | 難波 信由 羽生田 岳昭 |
| 【2年次】 | |||
| 31-35 | 光合成能力 | 溶存酸素の計測などに基づいた光合成能力の測定方法を理 解し、習得する。 | 難波 信由 羽生田 岳昭 |
| 36-40 | 生長速度 | 生長速度測定法を理解し、習得する。 | 難波 信由 羽生田 岳昭 |
| 41-45 | 電子顕微鏡観察、蛍光染色 | 電子顕微鏡観察、蛍光染色法を理解し、習得する。 | 難波 信由 羽生田 岳昭 |
| 46-50 | 遺伝子関連の生化学的分析 | 遺伝子関連の生化学的分析法を理解し、習得する。 | 難波 信由 羽生田 岳昭 |
| 51-55 | 調査データの解析 | 研究テーマに関わる調査データの解析法を理解し、習得する。 | 難波 信由 羽生田 岳昭 |
| 56-60 | 研究成果の取りまとめと論文作成 | 研究成果を修士論文としてまとめる。 | 難波 信由 羽生田 岳昭 |