英文名 | Science Curriculum Theory | |
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科目概要 | 海洋生命科学科1年後期 [(15コマ)]、教職課程科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
必要授業 時間外学習 | 60時間 | |
担当者 | ●山本 明利 |
教職課程 | ◯ | 教育の基礎的理解に関する科目等 |
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学芸員養成課程 | ||
食品衛生管理者・監視員任用資格 | ||
自然再生士補資格 |
学習指導要領を基準として各学校において編成される教育課程について、その意義や編成の方法を理解するとともに、各学校の実情に合わせてカリキュラム・マネジメントを行うことの意義を理解する。また教育の目的を見据え、教育課程の編成や授業の組み立てを模擬体験しながら実践的に学ぶ。
まず、教育改革の流れを概観し、教育の今日的課題や教師の役割についての理解を深める。その上で、教育課程の編成やカリキュラムマネジメントの考え方を学ぶ。合わせて、教育の目的や、それを実現するための教材の選択や授業技術について、模擬授業を通じて考察することで、教師としての資質を高め、実践的指導力を身につけるようにする。
パワーポイントとプリントを用いて講義形式で授業を進めるが、演習やグループワーク、発表活動(模擬授業)も適宜取り入れる。視覚的理解が必要な内容が多いので、AV機器を積極的に活用する。状況により遠隔会議システムによる同時双方向型遠隔授業とすることがある。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
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教科書 | (なし) | |||
参考書 | "中学校学習指導要領解説・総則編 (平成29年7月) | 文部科学省 | 文部科学省のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 | |
参考書 | "高等学校学習指導要領解説・総則編 (平成30年7月) | 文部科学省 | 文部科学省のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 | |
参考書 | "中学校学習指導要領解説・理科編 (平成29年7月) | 文部科学省 | 文部科学省のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 | |
参考書 | "高等学校学習指導要領解説・理科編・理数編 (平成30年7月) | 文部科学省 | 文部科学省のWebサイトにPDFファイルが公開されている。 |
内容 |
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1. 学習指導要領の性格及び位置付け並びに教育課程編成の目的を理解している。 |
2. 学習指導要領の改訂の変遷及び主な改訂内容並びにその社会的背景を理解している。 |
3. 教育課程が社会において果たしている役割や機能を例示できる。 |
4. 教育課程編成の基本原理を理解している。 |
5. 教科・領域を横断して教育内容を選択・配列された教育課程やその考え方を例示することができる。 |
6. 単元・学期・学年をまたいだ長期的な視野や幼児、児童又は生徒や学校、地域の実態を踏まえて教育課程や指導計画を検討することの重要性を理解している。 |
7. カリキュラム・マネジメントの意義や重要性を理解している。 |
8. カリキュラム評価の基礎的な考え方を理解している。 |
9. 実際の授業をイメージして、教育課程の編成や授業の組み立てを行うことができる。 |
評価は毎回の提出物(15%)および、課題レポート(55%)や発表活動(30%)により判定する。授業への積極的な参加は加点対象とする。
【フィードバック方法】
学習指導案と模擬授業に関しては講義内で個別にコメントし、学生による相互評価も返す。
遅刻・欠席が多い場合は履修・修得を認めない。教師になった自分をイメージして授業に臨むこと。
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 | 担当者 |
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1 | はじめに | 授業計画、授業の進め方、学習のしかた等の解説 | 山本 明利 |
2 | 教育改革の流れ | 戦後社会の変遷と学習指導要領改訂の歴史概観。 | 山本 明利 |
3 | 教育課程の意義 | 学習指導要領の性格及び位置付け・教育課程が社会において果たしている役割や機能 | 山本 明利 |
4 | 教育の目的と課題 | 教育の目標と今日的課題 | 山本 明利 |
5 | 教育課程の編成の方法(1) | 教育課程編成の基本原理・教育のスパイラル | 山本 明利 |
6 | 教育課程の編成の方法(2) | 学校の教育課程の構築、年間指導計画の立案について。生徒や学校、地域の実態を踏まえた指導計画の検討。 | 山本 明利 |
7 | カリキュラム・マネジメント | カリキュラム・マネジメントの意義と実際 | 山本 明利 |
8 | 教育課程編成と授業の実際(1) | 教育課程編成および授業計画実習①・物理分野の教材選びおよび教科指導の実際・模擬授業体験 | 山本 明利 |
9 | 教育課程編成と授業の実際(2) | 教育課程編成および授業計画実習②・化学分野の教材選びおよび教科指導の実際・模擬授業体験 | 山本 明利 |
10 | 教育課程編成と授業の実際(3) | 教育課程編成および授業計画実習③・生物分野の教材選びおよび教科指導の実際・模擬授業体験 | 山本 明利 |
11 | 教育課程編成と授業の実際(4) | 教育課程編成および授業計画実習④・地学分野の教材選びおよび教科指導の実際・模擬授業体験 | 山本 明利 |
12 | 教育課程編成と授業の実際(5) | 教育課程編成および授業計画実習⑤・理数探究または課題研究の教材選びおよび教科指導の実際・模擬授業体験 | 山本 明利 |
13 | 学力観と教育評価(1) | カリキュラム評価の基礎的な考え方、測定と評価 | 山本 明利 |
14 | 学力観と教育評価(2) | 評価の実際と課題 | 山本 明利 |
15 | 教育課程論の総括 | 「主体的、対話的で深い学び」の実現のために | 山本 明利 |