英文名 | Principles of Education Ⅱ | |
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科目概要 | 海洋生命科学科2年前期 [(15コマ)]、教職課程科目、必修、講義、2単位(30時間) | |
必要授業 時間外学習 | 60時間 | |
担当者 | ●市毛 正仁 |
教員名 | 内容 |
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市毛 正仁 | 高校教育の現場での教諭および管理職の経験、並びに教育センターや教育行政の場での経験を、個人情報に留意しながら具体的事例として紹介することで、机上の空論に走らず、現場感覚を伝え授業に資する。 |
教職課程 | ◯ | 教育の基礎的理解に関する科目等 |
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学芸員養成課程 | ||
食品衛生管理者・監視員任用資格 | ||
自然再生士補資格 |
現代の学校教育に関する制度的事項について、基礎的な知識を身につけるとともに、それらに関連する課題を理解する。なお、学校と地域との連携に関する理解及び学校安全への対応に関する基礎的知識も身につける。なお、学校と地域との連携に関する理解及び学校安全への対応に関する基礎的知識も身につける。加えて、教育を社会的、経営的な側面からも考察し、併せて、教育の今日的課題と教育の可能性について取り扱うことで教育現場が求めている教師としての資質・能力を修得する。
我が国における公教育の成立過程を学ぶなかで、公教育の原理・理念を理解し、公教育における法的側面や学習指導要領を踏まえて、受講者一人ひとりが目指す学校像を描き、その教育課程を編成することにより教育制度や学校づくりの理解を深める。学校経営の観点から、安全について、地域や保護者との関わりについても考える。教育の今日的課題を通して、社会的要請に応える学校や教師の役割について考える。
レジュメを用いた講義形式を中心としながら、グループワークや発表も取り入れ、積極的に発表する授業を展開する。視点の異なる新聞記事や関連の文献をできるだけ紹介し、講義のテーマをより柔軟に、深く考察する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
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教科書 | 特になし。(毎回、レジュメを配布する。) | |||
参考書 | 「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」他、随時、紹介する。 | 文部科学省 | 文部科学省WEBサイトに公開 |
内容 |
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1. 公教育の原理及び理念を理解している。 |
2. 公教育制度を構成している教育関係法規を理解している。 |
3. 教育制度を支える教育行政の理念と仕組みを理解している。 |
4. 教育制度をめぐる諸課題について例示することができる。 |
5. 地域との連携・協働による学校教育活動の意義及び方法を理解している。 |
6. 地域との連携を基とする開かれた学校づくりが進められてきた経緯を理解している。 |
7. 学校の管理下で発生する事件、事故及び災害の実情を踏まえ、危機管理や事故対応を含む学校安全の必要性について理解している。 |
8. 生活安全、交通安全、災害安全の各領域や我が国の学校をとりまく新たな安全上の課題について、安全管理および安全教育の両面から具体的な取組を理解している。 |
・評価割合:定期試験(60%)、提出物および授業への取り組み状況を総合的に評価(40%)する。
・評価基準:講義内容を理解し、知識・技術を確実に身につけたか。課題を、単なる引用や皮相的な記述で凌ぐのではなく、自らの頭で深く考え、問題の本質を指摘し、その解決に論理的に言及しているか。
課題については、フィードバックとして、回収した次の講義で、特徴的な解答傾向を指摘し、参考となる解答を紹介し、課題設定の趣旨や留意点等について説明する。
・予習:配布されたレジュメに目をとおし、講義で何を学ぶのかを明確にしておくこと。また、添付の資料があれば、事前に一読しておくこと。
・復習:毎回、配布されるレジュメをファイリングし、講義内容を見直し、不明な点は各自で調べ、疑問があれば次回に質問すること。講義で指示があった資料については、最後まで読み切ること。
教育原理Ⅰを踏まえ、教育の現在を多角的に考えることで教育に関する社会的、制度的又は経営的事項を学び、併せて教育の可能性について考えていく。授業への主体的な参加を期待する。
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 | 担当者 |
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1 | 教育に関する制度的事項(1) | 公教育の原理及び理念Ⅰ(江戸時代・明治時代の教育 近代教育の基盤、国際情勢を視座に据えて考える。) | 市毛 正仁 |
2 | 教育に関する制度的事項(2) | 公教育の原理及び理念Ⅱ(明治時代の教育 近代教育の基盤、国際情勢を視座に据えて考える。) | 市毛 正仁 |
3 | 教育に関する制度的事項(3) | 公教育の原理及び理念Ⅲ(明治時代・大正時代の教育 明治時代の教育制度を中心に考える。) | 市毛 正仁 |
4 | 教育に関する制度的事項(4) | 公教育の原理及び理念Ⅳ(戦前・戦後の教育 第二の教育改革を、当時の時代の目で考える。) | 市毛 正仁 |
5 | 教育に関する制度的事項(5) | 公教育の原理及び理念Ⅴ(戦後の教育 第二・第三の教育改革を、当時の時代の目で考える。) | 市毛 正仁 |
6 | 教育に関する制度的事項(6) | 公教育制度を構成している教育関係法規(教育と法、学校と法、教師と法について考える。) | 市毛 正仁 |
7 | 教育に関する制度的事項(7) | 教育制度を支える教育行政の理念と仕組みⅠ(学習指導要領を知る。) | 市毛 正仁 |
8 | 教育に関する制度的事項(8) | 教育制度を支える教育行政の理念と仕組みⅡ(高等学校を例に、教育課程を作成してみる。) | 市毛 正仁 |
9 | 教育に関する制度的事項(9) | 教育制度を支える教育行政の理念と仕組みⅢ(作成した教育課程を発表する。) | 市毛 正仁 |
10 | 教育に関する制度的事項(10) | 教育制度をめぐる諸課題について(「ゆとり教育」と導入の背景、「ゆとり教育」批判と脱ゆとり教育を例に考える。) | 市毛 正仁 |
11 | 学校と地域の連携 | 地域との連携・協働による学校教育活動の意義及び方法を理解する。(コミュニティースクールなど) | 市毛 正仁 |
12 | 学校安全への対応 | 学校の管理下で発生する事故や安全上の課題について、事故対応や危機管理を含む学校安全の必要性について理解する。(感染症や児童虐待、教員の健康などにも触れる。) | 市毛 正仁 |
13 | 教育の今日的課題(1) | 支援を要する生徒、インクルーシブ教育について理解を深める。 | 市毛 正仁 |
14 | 教育の今日的課題(1) | 様々な保護者との対応、望ましい保護者との関係づくりについて考える。 | 市毛 正仁 |
15 | まとめ | これまでの学習の総まとめを行う。 | 市毛 正仁 |