Web Syllabus(講義概要)
トップへ戻る 前のページへ戻る
教育心理学(MB601-TC23)
英文名Educational Psychology
科目概要海洋生命科学科2年後期 [(15コマ)]、教職課程科目、必修、講義、2単位(30時間)
必要授業
時間外学習
60時間
担当者●佐藤 史緒

資格取得コースとの関係

教職課程教育の基礎的理解に関する科目等
学芸員養成課程
食品衛生管理者・監視員任用資格
自然再生士補資格

授業の目的

幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程について、基礎的な知識を身につけ、各発達段階における心理的特性を踏まえた学習活動を支える指導の基礎となる考え方を理解する。

授業の内容

本講義では、教育に関わる心理学的知見について広く取り上げ、教育現場で役立つ子どもへの対処法や教授法などの基礎的な知識を身に付ける。具体的には、子どもの心身の発達と心理特性(乳幼児期から青年期の発達状況と課題)、対人関係(自己理解、学級集団、教師と生徒の関係)、学習指導(学習・記憶のしくみ、教授法、教育評価、動機づけ)について扱い、具体的な教育場面と関連づけながら考えていく。

授業の方法

講義形式を中心とし、必要に応じて視覚資料を使用する。グループワークや簡単な作業なども取り入れる予定である。

教材

種別書名著者・編者発行所値段(円)
教科書(なし)
参考書やさしい教育心理学鎌原雅彦・竹綱誠一郎有斐閣アルマ2,052 円
参考書
教科書
署名
著者・編者
発行所
値段(円)
参考書
署名
やさしい教育心理学
著者・編者
鎌原雅彦・竹綱誠一郎
発行所
有斐閣アルマ
値段(円)
2,052 円
参考書
署名
著者・編者
発行所
値段(円)

学生の到達目標

内容
1. 幼児、児童及び生徒の心身の発達に対する外的及び内的要因の相互作用、発達に関する代表的理論を踏まえ、発達の概念及び教育における発達理解の意義を理解している。
2. 乳幼児期から青年期の各時期における運動発達・言語発達・認知発達・社会性の発達について、その具体的な内容を理解している。
3. 様々な学習の形態や概念及びその過程を説明する代表的理論の基礎を理解している。
4. 主体的学習を支える動機づけ・集団づくり・学習評価の在り方について、発達の特徴と関連付けて理解している。
5. 幼児、児童及び生徒の心身の発達を踏まえ、主体的な学習活動を支える指導の基礎となる考え方を理解している。

評価方法・評価基準・フィードバックの方法

最終試験(60%)、リフレクションペーパー(20%)、課題(20%)等によって評価を行う。
【フィードバック方法】毎回リフレクションペーパーに記入することで振り返りを行う。

学習支援情報・その他注意等

予習(120 分)復習(120分)予習・復習については毎回の授業内容に合わせて授業の中で指示をします。
また、日ごろから最近の学校や教育に関するニュースに関心を持ち、積極的に情報収集してください。

教育現場での教員の実践には、教育心理学の理論をもとにした根拠が必要です。理論と実践の連携を考えながら授業を受けてください。
*授業計画は、学習の進捗状況や学生の習熟度によって変更する場合があります。

授業計画

実施項目学習内容と学習課題担当者
1教育心理学とは教育心理学を学ぶ意義や目的について理解し、教師にどのような知識が必要なのかについて考える。佐藤 史緒
2子どもを理解する枠組みを持つ発達とは何かを考え、発達の原理、発達の理論と発達課題について理解する。佐藤 史緒
3子どもの発達状況を捉える(1)乳幼児期の発達の特徴として、身体発達・運動発達・言語発達・認知発達・社会性の発達について理解する。佐藤 史緒
4子どもの発達状況を捉える(2)児童期の発達の特徴として、身体発達・運動発達・言語発達・認知発達・社会性の発達について理解する。佐藤 史緒
5子どもの発達状況を捉える(3)思春期・青年期以降の発達の特徴として、身体発達・運動発達・言語発達・認知発達・社会性の発達について理解する。佐藤 史緒
6学級をまとめる力をつける(1)教師として学級経営を考えていくために、学級集団の種類や機能、教師の役割、リーダーシップを理解する。佐藤 史緒
7学級をまとめる力をつける(2)学級集団の構造を捉え、教師と子どもの関係、教師の影響力、子どものほめ方・叱り方について考える。佐藤 史緒
8学習のしくみを知る学習に対する基礎的知識を身に付けるために、学習理論(古典的条件づけ、オペラント条件づけ、観察学習)を理解する。佐藤 史緒
9記憶のしくみを知る学習に対する基礎的知識を身に付けるために、記憶の過程、記憶の二重貯蔵モデルを理解し、効果的な学習法について考えていく。佐藤 史緒
10勉強を教える力をつける (1)学習の形態や概念について、代表的な学習指導法の分類と特徴を捉える。発達を踏まえた学習支援について考えていく。佐藤 史緒
11勉強を教える力をつける (2)学習の形態や概念について、個人差に応じた学習指導を取りあげ、個人差の捉え方や捉える方法について理解する。佐藤 史緒
12的確な教育評価について考える教育評価の目的を理解し、教育評価の分類と方法を行い、発達の特徴と関連づけてその特徴を捉えていく。佐藤 史緒
13やる気を高める方法を考える(1)動機づけとは何かを考える。内発的動機づけと外発的動
機づけの関係や原因帰属と動機づけについて理解し、教室や家庭での学習と関連づけて考えていく。
佐藤 史緒
14やる気を高める方法を考える(2)学習目標と達成動機について考え、学習される動機づけとして、自己効力や学習性無力感について、発達を踏まえて考えていく。佐藤 史緒
15学修内容のまとめこれまでの学修内容を振り返り、子どもの発達及び学習の過程について基礎的な知識が身についているかの確認をする。佐藤 史緒
No. 1
実施項目
教育心理学とは
学習内容と学習課題
教育心理学を学ぶ意義や目的について理解し、教師にどのような知識が必要なのかについて考える。
担当者
佐藤 史緒
No. 2
実施項目
子どもを理解する枠組みを持つ
学習内容と学習課題
発達とは何かを考え、発達の原理、発達の理論と発達課題について理解する。
担当者
佐藤 史緒
No. 3
実施項目
子どもの発達状況を捉える(1)
学習内容と学習課題
乳幼児期の発達の特徴として、身体発達・運動発達・言語発達・認知発達・社会性の発達について理解する。
担当者
佐藤 史緒
No. 4
実施項目
子どもの発達状況を捉える(2)
学習内容と学習課題
児童期の発達の特徴として、身体発達・運動発達・言語発達・認知発達・社会性の発達について理解する。
担当者
佐藤 史緒
No. 5
実施項目
子どもの発達状況を捉える(3)
学習内容と学習課題
思春期・青年期以降の発達の特徴として、身体発達・運動発達・言語発達・認知発達・社会性の発達について理解する。
担当者
佐藤 史緒
No. 6
実施項目
学級をまとめる力をつける(1)
学習内容と学習課題
教師として学級経営を考えていくために、学級集団の種類や機能、教師の役割、リーダーシップを理解する。
担当者
佐藤 史緒
No. 7
実施項目
学級をまとめる力をつける(2)
学習内容と学習課題
学級集団の構造を捉え、教師と子どもの関係、教師の影響力、子どものほめ方・叱り方について考える。
担当者
佐藤 史緒
No. 8
実施項目
学習のしくみを知る
学習内容と学習課題
学習に対する基礎的知識を身に付けるために、学習理論(古典的条件づけ、オペラント条件づけ、観察学習)を理解する。
担当者
佐藤 史緒
No. 9
実施項目
記憶のしくみを知る
学習内容と学習課題
学習に対する基礎的知識を身に付けるために、記憶の過程、記憶の二重貯蔵モデルを理解し、効果的な学習法について考えていく。
担当者
佐藤 史緒
No. 10
実施項目
勉強を教える力をつける (1)
学習内容と学習課題
学習の形態や概念について、代表的な学習指導法の分類と特徴を捉える。発達を踏まえた学習支援について考えていく。
担当者
佐藤 史緒
No. 11
実施項目
勉強を教える力をつける (2)
学習内容と学習課題
学習の形態や概念について、個人差に応じた学習指導を取りあげ、個人差の捉え方や捉える方法について理解する。
担当者
佐藤 史緒
No. 12
実施項目
的確な教育評価について考える
学習内容と学習課題
教育評価の目的を理解し、教育評価の分類と方法を行い、発達の特徴と関連づけてその特徴を捉えていく。
担当者
佐藤 史緒
No. 13
実施項目
やる気を高める方法を考える(1)
学習内容と学習課題
動機づけとは何かを考える。内発的動機づけと外発的動
機づけの関係や原因帰属と動機づけについて理解し、教室や家庭での学習と関連づけて考えていく。
担当者
佐藤 史緒
No. 14
実施項目
やる気を高める方法を考える(2)
学習内容と学習課題
学習目標と達成動機について考え、学習される動機づけとして、自己効力や学習性無力感について、発達を踏まえて考えていく。
担当者
佐藤 史緒
No. 15
実施項目
学修内容のまとめ
学習内容と学習課題
これまでの学修内容を振り返り、子どもの発達及び学習の過程について基礎的な知識が身についているかの確認をする。
担当者
佐藤 史緒