英文名 | Learning Skills | |
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科目概要 | 海洋生命科学科1年前期 [(8コマ)]、2群科目、必修、講義、1単位(15時間) | |
必要授業 時間外学習 | 30時間 | |
担当者 | ●神保 充(応用生物化学 資源化学) mjinbo@kitasato-u.ac.jp 水澤 寛太(増殖生物学 魚類分子内分泌学) mizusawa@kitasato-u.ac.jp 田中丸 真琴※ クラス主任 |
教員名 | 内容 |
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田中丸 真琴 | 学生向けキャリア支援経験と企業向けコンサルティング経験を活かして、時代に求められる人材養成を目指した実践型講義を実施する。 |
この授業では、最初にコミュニケーションの社会生活における重要性を認識させる。さらに大学生活の中で身につけておくべき能力を具体的に示すことで、コミュニケーションの重要性を再認識させる。次に、大学での学習に不可欠な基本的スキル、すなわち、効率的・計画的な学習技術、科学情報の収集・整理・活用法、科学的文章表現技術、科学レポートの作成方法等のスキルを習得させる。授業は主に講義形式で進めるが、科学的文章表現技術および科学レポートの作成方法に関しては、演習的内容を盛り込むことによって、実際のレポート作成に活用できるスキルを身につけさせることを目指す。
Ⅰ. コミュニケーション能力の重要性
Ⅱ. 海洋生命科学部で身につけるべき能力
1. 大学での学び
・能動的学習の薦め
・シラバスの使い方
・科学を学ぶ者の態度
2. 情報収集と整理の方法
・図書館の利用
・コンピュータによる情報収集
・情報の評価と整理
3. レポートの作成技法
・正しい日本語を身につける
・科学レポートに用いる日本語
・レポートの書き方・仕上げ方
・図表作成の基本
・レポート作成演習
本授業科目は複数の教員が担当する講義・演習科目である。第7-8回の演習授業はクラスごとに実施する。
A: 多面的思考能力 | B: 自然科学の基礎知識・理解 | C: 専門分野の知識・技術 | ◯ D: 問題解決能力 |
E: 実務能力 | ◎ F: コミュニケーション能力 | ◯ G: 技術者倫理 | ◎ H: 継続的学習能力 |
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 | 担当者 |
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1 | Ⅰ. コミュニケーション能力 ・自分の考えを相手に伝えるには | ・コミュニケーションの重要性を理解する ・伝えたいことのどのくらいが相手に伝わるかを体験する 【予習】 ー 【復習】 講義内容の復習 | 田中丸 真琴 |
2 | Ⅱ. 大学生活で身につけるべき力 1. 目標設定と能動的学習の薦め | ・高校までの学習と大学での学びの違いを理解する ・学習指針としてのシラバスの利用法を理解する ・科学技術を学ぶ者に必要な学習態度について考える 【予習】 シラバスの記載項目および内容について確認しておく 【復習】 講義内容の復習と整理 | 田中丸 真琴 |
3 | 2. 情報収集と整理の方法 ・学習と研究のための図書館の利用法 ・PCやスマートフォン、タブレットによる情報収集 ・情報の評価と整理 | ・大学での学習と研究に必要な情報と情報源を理解する ・科学技術情報を図書館を利用して集める方法を理解する ・科学技術情報をPCやスマートフォン、タブレットを利用して集める方法を理解する ・集めた情報の評価と整理の仕方を理解する 【予習】 学部ホームページで「シラバス」にアクセスし、1年次の必修科目で苦手そうな科目を検索し、教科書を調べる 北里大学OPACで、1年次科目の教科書1冊以上を下のURLから検索し、検索結果のスクリーンショットを撮る https://saosrv.kitasato-u.ac.jp/opac/opac_search/ または、「北里大学 OPAC」で検索 【復習】 配布された復習課題を完成させて、教務課へ提出する | 水澤 寛太 |
4 | レポートで用いる文章で注意すること | ・大学で学ぶ文章に着いて理解する。 ・レポートに相応しい文体を理解する ・主語や述語のある文章を作成する ・格助詞の重要性を認識する" 【予習】不適切だと思われる文章を見つけてくる。 【復習】 講義内容の復習と整理 | 神保 充 |
5 | レポートの形式と構成 | ・レポートの形式を学ぶ ・パラグラフライティングを学ぶ ・事実と考察の区別の仕方を学ぶ" 【予習】パラグラフライティングについて調べる。 【復習】 講義内容の復習と整理 | 神保 充 |
6 | 伝わりやすい文章を作ること | ・文章を明確に書く(修飾語,読点,逆茂木型の文)。 ・簡潔な文を書く ・接続詞で文のつながりをつくる" 【予習】読点の使い方を調べる。 【復習】 講義内容の復習と整理 | 神保 充 |
7 | 卒業論文で書くべき内容 | ・卒業論文の型式を学ぶ ・図表の使い方を学ぶ 【予習】4-6回の講義を復習する。 【復習】 講義内容の復習と整理 | 神保 充 |
8 | 3. レポートの作成技法 - (4) ・レポートの作成の実践 -(2) | ・添削された内容を理解し、より分かりやすい文章を構成することができる 【予習】 第4回~第6回までの講義内容を再確認しておく 【復習】 講義全体のまとめと振り返り | クラス主任 |
内容 | 学習・教育目標との対応 |
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1. 海洋生命科学の重要性を理解し、計画的に学習する習慣を身につける。 | 目標H |
2. 具体的テーマについて情報を収集・整理し、論理的構成を考えることができる。 | 目標DG |
3. 科学レポートにおける日本語表現法を修得する。 | 目標F |
小レポート(第3回~第6回) [40%]
提出された課題レポートと添削後のレポート [60%]
評価基準: 小レポートは、各回の授業の要点を的確に把握しているかを基準に評価する。
課題レポートおよび添削レポートは、指示に従った文章作成力を基準に評価する。
フィードバックの方法: 課題レポートをクラス主任が添削し、返却。修正したものをもう一度提出させ、再度添削したものを返却。
小レポートは授業内で実施する場合と授業時間外学習として実施する場合がある
レポートの添削は各クラス主任が担当し、クラスごとに授業を実施する
本授業科目の目的は大学基礎演習(一般教育科目)のそれと一部重複するので大学基礎演習を履修する場合は実施内容をよく確認すること
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
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教科書 | 必要なものを適宜配布する. | |||
参考書 | 授業内で紹介する |