英文名 | Field Studies for Marine Bioscience | |
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科目概要 | 海洋生命科学科2~3年通年 [(23コマ)]、2群科目、選択、実習、1単位(45時間) | |
必要授業 時間外学習 | ||
担当者 | ●難波 信由※( 環境生物学 水圏植物学) nanba@kitasato-u.ac.jp 各教員 |
教員名 | 内容 |
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難波 信由 | 企業研究所でのフィールド調査の実務経験を活かして野外実習を行っている。 |
教職課程 | ||
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学芸員養成課程 | ||
食品衛生管理者・監視員任用資格 | ||
自然再生士補資格 | ◯ | 必修科目 |
本授業科目は、海洋関連施設の見学、臨海実習、河川実習、洋上実習等により、実際のフィールドにおける実習体験を通じて水圏生物とそれらを育む環境への理解を深めるとともに、フィールド調査の技術やデータ解析手法を習得することを目標とする。加えて、水圏生物の地域特性、水圏生物資源を利用する際の問題点や構造的特徴について考える。
1.2年次海洋実習ガイダンス
1)概要説明
2.3年次海洋実習ガイダンス
1)全実習コースの内容説明
2)参加コース決定方法の説明
3.3年次海洋実習(下記8コースの中で1コースを選択する)
1)臨海生物学実習(岩手県三陸コース)
・内容:磯採集、調査船実習、釣り実習、周辺施設見学など
・場所:海洋生命科学部三陸臨海教育研究センターなど
・日程:2025年8月 4泊5日
・定員:20名
2)臨海生物学・河川調査実習(神奈川県真鶴・酒匂川水系河川コース)
・内容:磯採集、調査船実習、生物・水質環境調査、野外・屋内研修など
・場所:横浜国立大学臨海環境センター、酒匂川水系河川、海洋生命科学部学生実験室など
・日程:2025年8月 日帰り5日
・定員:20名
3)洋上実習(東京湾・相模湾コース)
・内容:海洋観測、プランクトン・稚魚採集、操船体験、釣り実習など
・場所:東京海洋大学練習船 神鷹丸
・日程:2025年10月 4泊5日
・定員:28名
4)洋上実習(高知沖コース)
・内容:海洋観測、底生生物採集、トロール、プランクトン採集、釣り実習など
・場所:広島大学練習船 豊潮丸
・日程:2025年10月 5泊6日
・定員:12名
5)洋上実習(鹿児島湾・東シナ海コース)
・内容:海洋観測、プランクトン・稚魚採集、操船体験、釣り実習など
・場所:鹿児島大学練習船 かごしま丸
・日程:2025年12月 4泊5日
・定員:20名
6)洋上実習(五島列島南方海域・長崎沿岸域コース)
・内容:トロール、釣り実習、海洋観測、プランクトン採集、操船体験など
・場所:長崎大学練習船 長崎丸
・日程:2025年12月 4泊5日
・定員:30名
7)洋上実習(熊野灘コース)
・内容:トロール、釣り実習、海洋観測、プランクトン採集、操船体験など
・場所:三重大学練習船 勢水丸
・日程:2025年12月 4泊5日
・定員:20名
8)洋上実習(函館湾コース)
・内容:海洋観測、プランクトン・稚魚採集、操船体験、釣り実習など
・場所:北海道大学練習船 おしょろ丸
・航海実習では練習船の航海士、海洋調査士、特任教員および乗組員 (北海道大学の教職員)などとともに、同乗する本学の教員が実習サポート・教育等を行うことで、協同で乗船実習における指導を行う
・日程:2026年2月 4泊5日
・定員:30名
実習ガイダンスと実習によって進める。
A: 多面的思考能力 | ◎ B: 自然科学の基礎知識・理解 | ◎ C: 専門分野の知識・技術 | ◯ D: 問題解決能力 |
◎ E: 実務能力 | ◯ F: コミュニケーション能力 | ◯ G: 技術者倫理 | H: 継続的学習能力 |
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 | 担当者 |
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1 | 2年次海洋実習ガイダンス | ・海洋実習の目標、内容、進め方、評価方法を理解する。 【予習】本実習のシラバスを読み、理解しておくこと。 【復習】本実習のシラバスとガイダンス内容を復習・整理すること。 | 難波 信由 |
2 | 3年次海洋実習ガイダンス ・コース別実習ガイダンス | ・各実習コースの目標、内容、進め方、評価方法を理解する。 【予習】本実習のシラバスを読み、理解しておくこと。 【復習】本実習のシラバスと、各実習コースのガイダンスとテキストの内容を復習・整理すること。 | 各教員 |
3-23 | 3年次海洋実習 ・臨海生物学実習(岩手県三陸コース) ・臨海生物学・河川調査実習(神奈川県真鶴・酒匂川水系河川コース) ・洋上実習(東京湾・相模湾コース) ・洋上実習(薩南海域コース) ・洋上実習(鹿児島湾・東シナ海コース) ・洋上実習(五島列島南方海域・長崎沿岸域コース) ・洋上実習(熊野灘コース) ・洋上実習(函館湾コース) | ・沿岸調査の技術やデータ解析手法を学習し、沿岸の環境と生物について理解を深める。 ・河川調査の技術やデータ解析手法を学習し、河川の環境と生物について理解を深める。 ・海洋調査の技術やデータ解析手法を学習し、海洋の環境と生物について理解を深める。 ・各実習コースの成果を正確に理解して報告する。 【予習】各実習コースのガイダンスとテキストの内容を復習・整理して、実習に臨むこと。 【復習】実習テキストと実習内容を復習し、実習成果をまとめること。 | 各教員 |
内容 | 学習・教育目標との対応 |
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1. 与えられた時間、課題およびメンバーの下で計画的に実習を進め、結果をまとめることができる。 | 目標DEF |
2. 生命倫理・安全・環境保全等に配慮して実習を行うことができる。 | 目標G |
3. フィールドで採集した水生生物を正しく取り扱い、また、分類することができる。 | 目標BCE |
4. フィールドに関する調査やデータ解析を行うことができる。 | 目標BCE |
5. フィールド調査機器の仕組を理解し、正しく取り扱うことができる。 | 目標BCE |
評価方法:実習成果物とレポート(原則として欠席と遅刻は認めない) [100%]
評価基準: 実習課題の内容を正確に理解し、表現していること。
フィードバックの方法: 各コースの実習成果報告会で講評・解説等を行う。
・実習参加希望者は「2、3年次海洋実習ガイダンス」に必ず出席すること。
・全実習コースに定員があるため、必ずしも履修できるとは限らない。また、希望通りのコースを履修できるとは限らない。
・実習前にコース別ガイダンスを実施する。必ず出席し、自分が参加する実習コースの目的や課題について事前に理解しておくこと。
・実習コースの内容を変更する場合がある。
・やむを得ない理由により、実習コースそのものを中止する場合がある。
・健康状態によっては選択できない実習コースがある。
・実習コースごとに実習テキストを配布する。
・他の講義、実験などと日程が重なった場合、「海洋実習」を履修できなくなることがある。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
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教科書 | 実習テキストを配布して本実習の教科書とする。 | |||
参考書 | なし |