Web Syllabus(講義概要)
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海産哺乳動物学(MB301-EB11)
英文名Marine Mammalogy
科目概要海洋生命科学科2年後期(前半) [(8コマ)]、3群科目、選択、講義、1単位(15時間)
必要授業
時間外学習
30時間
担当者●進藤 順治

実務経験のある教員

教員名内容
進藤 順治水族館獣医師としての勤務経験を踏まえ水棲動物の飼育管理や調査研究の実例を用い、水棲(海棲)動物の多様な生態的特徴と管理について講義する。

資格取得コースとの関係

教職課程
学芸員養成課程本学が指定する授業科目
食品衛生管理者・監視員任用資格
自然再生士補資格

授業の目的

博物館あるいは水族館などの博物館相当施設で期待される海棲哺乳類学を通観する。水中で生じた脊椎動物は今から約四億年前、上陸を果たし陸上生活に適応してきた。それにも関わらず,陸上への適応の成果を全て放棄し,再度海または水域に戻っていった水棲哺乳類の生物学への理解を深めることを第一の目的とする。さらに、その生息環境を含めた保全や環境問題、人との関わり合いなどについて考える。

教育内容

1.水環境に生息する動物の分類
2.水棲哺乳類の特徴
3.水棲哺乳動物の形態
4.鯨類の形態と生理
5.鯨類の社会
6.鯨類の飼育とストランディング
7.鯨類と人とのかかわり、捕鯨問題

教育方法

集中講義によっておこなう。

卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連

    A: 多面的思考能力◯ B: 自然科学の基礎知識・理解◎ C: 専門分野の知識・技術    D: 問題解決能力
    E: 実務能力    F: コミュニケーション能力◯ G: 技術者倫理    H: 継続的学習能力

授業内容

実施項目学習内容と学習課題
第1回水域に生息する動物の分類水域、海域環境、水棲動物との関連性を踏まえ、水棲(海棲)哺乳動物について説明する。

【予習】
水棲動物や脊椎動物、また水域環境などの他の科目との関連領域を整理しておく。
【復習】
講義内容の復習とまとめ.水棲動物とはどのようなものか理解しまとめておく。
第2回水棲哺乳類の特徴哺乳類の中で水中生活に適応した水棲(海棲)哺乳類の特徴について説明する。
特に、進化や分類を通し、現在の海棲動物の成り立ちを考える。

【予習】
海棲哺乳動物とはそのような種が存在し、どのようなグループに分かれているのか理解しておく。
【復習】
海棲哺乳類の特徴について講義内容と、予習内容について有機的に考察を深める。
第3回水棲哺乳動物の形態水棲動物の形態的な特徴を解説する。特に、呼吸や体温保持などの環境に適応した機能と形態を考える。


【予習】
水生生物特に水棲哺乳動物とは何か、参考書類などで理解を深めておく。
【復習】
講義を聞いて予習内容との関係を考察し、講義から得られる知識を整理する。
第4回鯨類の形態と生理鯨類の特徴的な機能と形態について説明し、特に呼吸や体温保持などの環境に適応した機能と形態を考える。

【予習】
鯨類とは何か、参考書類などで理解を深めておく。
【復習】
鯨類とは何か、講義を聞いて予習内容との関係を考察し,講義から得られる知識を整理する。
第5回鯨類の社会鯨類の社会とコミュニケーションについて説明する。

【予習】
参考書類や関連書籍を熟読し、鯨類の生物学の基礎を学習しておく。
【復習】
講義内容と、参考文献から得た知識や理解の関連を考察し、各自の考えをまとめる。
第6回鯨類の飼育とストランディング水族館での鯨類の飼育と漂着鯨類に関する調査の実際について説明する。

【予習】
参考書類を熟読し、鯨類の生物学の基礎を学習しておく。
【復習】
講義内容と、参考文献から得た知識や理解の関連を考察、身近な鯨類の存在の考えをまとめる。
第7回鯨類と人とのかかわり鯨類と人とのかかわりは捕鯨と環境問題であり、それらを紹介し、現在の問題を考える。

【予習】
参考書類を熟読し、鯨類の生物学の基礎を学習しておく。
【復習】
講義内容と、参考文献から得た知識や理解の関連を考察し、各自の考えをまとめる。
第8回海棲哺乳類に関するまとめと研究海棲哺乳動物についての保全や研究について説明し、講義全般を整理する。
【予習】
海棲哺乳類研究の在り方について整理しておく。
【復習】
講義内容と、各自が構築した理解とを対照しながら考察を深める。
(定期試験)
第1回
実施項目
水域に生息する動物の分類
学習内容と学習課題
水域、海域環境、水棲動物との関連性を踏まえ、水棲(海棲)哺乳動物について説明する。

【予習】
水棲動物や脊椎動物、また水域環境などの他の科目との関連領域を整理しておく。
【復習】
講義内容の復習とまとめ.水棲動物とはどのようなものか理解しまとめておく。
第2回
実施項目
水棲哺乳類の特徴
学習内容と学習課題
哺乳類の中で水中生活に適応した水棲(海棲)哺乳類の特徴について説明する。
特に、進化や分類を通し、現在の海棲動物の成り立ちを考える。

【予習】
海棲哺乳動物とはそのような種が存在し、どのようなグループに分かれているのか理解しておく。
【復習】
海棲哺乳類の特徴について講義内容と、予習内容について有機的に考察を深める。
第3回
実施項目
水棲哺乳動物の形態
学習内容と学習課題
水棲動物の形態的な特徴を解説する。特に、呼吸や体温保持などの環境に適応した機能と形態を考える。


【予習】
水生生物特に水棲哺乳動物とは何か、参考書類などで理解を深めておく。
【復習】
講義を聞いて予習内容との関係を考察し、講義から得られる知識を整理する。
第4回
実施項目
鯨類の形態と生理
学習内容と学習課題
鯨類の特徴的な機能と形態について説明し、特に呼吸や体温保持などの環境に適応した機能と形態を考える。

【予習】
鯨類とは何か、参考書類などで理解を深めておく。
【復習】
鯨類とは何か、講義を聞いて予習内容との関係を考察し,講義から得られる知識を整理する。
第5回
実施項目
鯨類の社会
学習内容と学習課題
鯨類の社会とコミュニケーションについて説明する。

【予習】
参考書類や関連書籍を熟読し、鯨類の生物学の基礎を学習しておく。
【復習】
講義内容と、参考文献から得た知識や理解の関連を考察し、各自の考えをまとめる。
第6回
実施項目
鯨類の飼育とストランディング
学習内容と学習課題
水族館での鯨類の飼育と漂着鯨類に関する調査の実際について説明する。

【予習】
参考書類を熟読し、鯨類の生物学の基礎を学習しておく。
【復習】
講義内容と、参考文献から得た知識や理解の関連を考察、身近な鯨類の存在の考えをまとめる。
第7回
実施項目
鯨類と人とのかかわり
学習内容と学習課題
鯨類と人とのかかわりは捕鯨と環境問題であり、それらを紹介し、現在の問題を考える。

【予習】
参考書類を熟読し、鯨類の生物学の基礎を学習しておく。
【復習】
講義内容と、参考文献から得た知識や理解の関連を考察し、各自の考えをまとめる。
第8回
実施項目
海棲哺乳類に関するまとめと研究
学習内容と学習課題
海棲哺乳動物についての保全や研究について説明し、講義全般を整理する。
【予習】
海棲哺乳類研究の在り方について整理しておく。
【復習】
講義内容と、各自が構築した理解とを対照しながら考察を深める。
実施項目
(定期試験)
学習内容と学習課題

到達目標

内容学習・教育目標との対応
1. 海棲哺乳類の生物学について述べることができる.目標BC
2. 海棲哺乳類と人間活動や環境との関わりについて説明できる.目標BCG
3. 海棲哺乳類の保全について述べることができる.目標BCG
4. 人が人々に話しかけている内容から内容の重要性を聞き取って自分のものにすることを学ぶ.目標BCG

評価方法

定期試験 [100%]による評価基準: 欠席に関しては試験細則を適応する。
フィードバックの方法: 定期試験の解説を含めた模範解答を示し、学生の理解を高める。

その他注意等

講義はパワーポイントを用いて進める。
オフィスアワーは特に設けられないので、質問等はメールで受け付ける。

教材

種別書名著者・編者発行所値段(円)
教科書(なし)
参考書海の哺乳類FAO種同定ガイド山田 格 訳NTT出版4,515
参考書イルカの解剖学山田 格 訳NTS18,000
参考書海棲哺乳類大全田島木綿子 山田 格 総監修緑書房8800(税別)
参考書講義中に適宜参考となる図書を紹介する
教科書
署名
著者・編者
発行所
値段(円)
参考書
署名
海の哺乳類FAO種同定ガイド
著者・編者
山田 格 訳
発行所
NTT出版
値段(円)
4,515
参考書
署名
イルカの解剖学
著者・編者
山田 格 訳
発行所
NTS
値段(円)
18,000
参考書
署名
海棲哺乳類大全
著者・編者
田島木綿子 山田 格 総監修
発行所
緑書房
値段(円)
8800(税別)
参考書
署名
講義中に適宜参考となる図書を紹介する
著者・編者
発行所
値段(円)