Web Syllabus(講義概要)
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海洋生命科学実験Ⅲ(MB203-BC04)
英文名Laboratory Course in Marine Bioscience III
科目概要海洋生命科学科3年前期 [(68コマ)]、2群科目、必修、実験、3単位(135時間)
必要授業
時間外学習
担当者●池田 大介※(応用生物化学 食品化学) adikeda@kitasato-u.ac.jp
小檜山 篤志(環境生物学 環境微生物学) kobiyama@kitasato-u.ac.jp
神保 充※(応用生物化学 資源化学) mjinbo@kitasato-u.ac.jp
高田 健太郎(応用生物化学 生物化学) ktakada@kitasato-u.ac.jp
天野 春菜(応用生物化学 資源化学) a-haruna@kitasato-u.ac.jp
上岡 麗子(応用生物化学 水族機能生物学) rueoka@kitasato-u.ac.jp
安元 剛(応用生物化学 資源化学) yasumoto@kitasato-u.ac.jp
吉武 和敏(応用生物化学 生物化学) yoshitake.kazutoshi@kitasato-u.ac.jp
池上 花奈(増殖生物学 魚類分子内分泌学) ikegami.kana@kitasato-u.ac.jp
TA

実務経験のある教員

教員名内容
神保 充企業における研究において、マイクロピペッターなどの実験器具の適切な扱いは必須事項である。これを踏まえ、正確な測定方法および使用した器具の評価方法を説明し,実際に測定を行うことで,より正確な操作方法を教える.
池田 大介食品企業での経験をもとに、食品開発や品質管理業務等に必要な実験手法を紹介している。

授業の目的

海洋生物の持つ各種生体成分および遺伝子の分析を通じて,海洋生物に対する理解を深めさせる.また,海洋生物を対象とする生物学・化学実験における種々の基本技術を習得させることにより,4年次における卒業論文研究のための基礎力の養成を図る.

教育内容

1. 生体成分の分析
  生体に含まれる成分を抽出して分析を行う.
2. 微生物実験の基礎
  微生物の単離・培養や顕微鏡観察などを行う.
3. 遺伝子解析の基礎
  水生生物からDNAを抽出して分析を行う.

教育方法

実習によって進める。原則として遅刻・欠席は認めない。

卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連

    A: 多面的思考能力◎ B: 自然科学の基礎知識・理解◎ C: 専門分野の知識・技術◯ D: 問題解決能力
◎ E: 実務能力◯ F: コミュニケーション能力◯ G: 技術者倫理    H: 継続的学習能力

授業内容

実施項目学習内容と学習課題担当者
1ガイダンス実験内容の説明,実験ノートの記述方法およびレポート作成方法の説明.

【予習】シラバスをよく読んでおくこと
【復習】実験ノートの記述方法を確認しておくこと
池田 大介
TA
2-24生体成分の分析定性・定量分析の基礎
  ・ピペッターの検定
  ・吸光度と発色反応を用いた物質の定量
魚類の消化酵素の反応特性
  ・酵素の活性測定
  ・電気泳動と活性染色による確認
魚類の酵素による基質の分解と分解産物の抽出・同定
  ・魚類の酵素による基質の分解とTLCによる確認
  ・酵素による分解物の質量分析装置(LC/MS)による同定

【予習】テキストをよく読み、実験手順をノートにまとめておくこと
【復習】実験内容を復習し、実験結果をまとめておくこと
神保 充
高田 健太郎
上岡 麗子
TA
25-48微生物実験の基礎・無菌操作の基礎
・細菌の培養法と生菌数の算出法
・グラム染色
・環境からの細菌の単離培養
・食品からの細菌の単離培養
・細菌の生理・性状試験法と判別法

【予習】テキストをよく読み、実験手順をノートにまとめておくこと
【復習】実験内容を復習し、実験結果をまとめておくこと
小檜山 篤志
安元 剛
TA
49-68遺伝子解析の基礎・DNAの調製
・PCR法によるDNAの増幅と制限酵素消化
・塩基配列の解析

【予習】テキストをよく読み、実験手順をノートにまとめておくこと
【復習】実験内容を復習し、実験結果をまとめておくこと
天野 春菜
池田 大介
TA
1
実施項目
ガイダンス
学習内容と学習課題
実験内容の説明,実験ノートの記述方法およびレポート作成方法の説明.

【予習】シラバスをよく読んでおくこと
【復習】実験ノートの記述方法を確認しておくこと
担当者
池田 大介
TA
2-24
実施項目
生体成分の分析
学習内容と学習課題
定性・定量分析の基礎
  ・ピペッターの検定
  ・吸光度と発色反応を用いた物質の定量
魚類の消化酵素の反応特性
  ・酵素の活性測定
  ・電気泳動と活性染色による確認
魚類の酵素による基質の分解と分解産物の抽出・同定
  ・魚類の酵素による基質の分解とTLCによる確認
  ・酵素による分解物の質量分析装置(LC/MS)による同定

【予習】テキストをよく読み、実験手順をノートにまとめておくこと
【復習】実験内容を復習し、実験結果をまとめておくこと
担当者
神保 充
高田 健太郎
上岡 麗子
TA
25-48
実施項目
微生物実験の基礎
学習内容と学習課題
・無菌操作の基礎
・細菌の培養法と生菌数の算出法
・グラム染色
・環境からの細菌の単離培養
・食品からの細菌の単離培養
・細菌の生理・性状試験法と判別法

【予習】テキストをよく読み、実験手順をノートにまとめておくこと
【復習】実験内容を復習し、実験結果をまとめておくこと
担当者
小檜山 篤志
安元 剛
TA
49-68
実施項目
遺伝子解析の基礎
学習内容と学習課題
・DNAの調製
・PCR法によるDNAの増幅と制限酵素消化
・塩基配列の解析

【予習】テキストをよく読み、実験手順をノートにまとめておくこと
【復習】実験内容を復習し、実験結果をまとめておくこと
担当者
天野 春菜
池田 大介
TA

到達目標

内容学習・教育目標との対応
1. 与えられた時間,課題の下で計画的に実験を進め,結果をまとめることができる.目標DEFG
2. 実験器具,試薬および廃液の扱いに留意し,安全等に配慮した上で実験を行うことができる.目標BCEFG
3. 生体に含まれる主要な成分を分析することができる.目標BCE
4. 無菌操作,細菌の培養などの基礎的な手法にしたがって微生物を取り扱うことができる.目標BCE
5. DNAの調製やPCR法など,基本的な遺伝子解析を行うことができる.目標BCE

評価方法

実験レポート [100%]
評価基準: ・到達目標に応じて実験を行い、実験の目的、材料及び方法、結果、考察を論理的に記述できているか。
・引用文献を一定の形式に沿って記述できているか。
・図表を正しく書けているか。
フィードバックの方法: 提出物および実験レポートの返却を、適宜コメント等を付して行う。

その他注意等

オフィスアワーは特に設けない.
原則として欠席は認めない.
シラバスおよび実験テキストをよく読んで実験に臨むこと.
白衣,保護メガネを所持していない者には実験を許可しない.
海洋生命科学実験用のノートを準備すること.
実験テキストは配布する.

教材

種別書名著者・編者発行所値段(円)
教科書海洋生命科学実験テキスト
参考書水産・食品化学実験ノート落合芳博,石橋松一郎,神保 充恒星社厚生閣2,800円
教科書
署名
海洋生命科学実験テキスト
著者・編者
発行所
値段(円)
参考書
署名
水産・食品化学実験ノート
著者・編者
落合芳博,石橋松一郎,神保 充
発行所
恒星社厚生閣
値段(円)
2,800円