Web Syllabus(講義概要)
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栄養科学(MB301-BC15)
英文名Nutritional Science
科目概要海洋生命科学科3年前期(前半) [(8コマ)]、3群科目、必修、講義、1単位(15時間)
必要授業
時間外学習
30時間
担当者●神保 充(応用生物化学 資源化学) mjinbo@kitasato-u.ac.jp

資格取得コースとの関係

教職課程教科及び教科の指導法に関する科目/大学が独自に設定する科目
学芸員養成課程
食品衛生管理者・監視員任用資格E群(その他)
自然再生士補資格

授業の目的

教育内容

生命現象を分子レベルから捉えるためは生物の構成物質とその役割に加え、物質が生体内で合成および分解される過程、すなわち「代謝経路」を理解する必要がある。本講義では、代謝過程の基本要素である酵素とその反応、および一連の酵素反応によって形成される代謝経路についての理解を図る。また、生命現象を考える上で最も基本的な代謝経路であるエネルギー生産経路とその調節についての講義を通じて、代謝経路の理解とともに、水圏生物資源を食料として有効に利用し、製品の開発およびその評価を行うために必要となる栄養学的知識の習得を図る。

教育方法

講義形式

卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連

    A: 多面的思考能力◎ B: 自然科学の基礎知識・理解◎ C: 専門分野の知識・技術    D: 問題解決能力
    E: 実務能力    F: コミュニケーション能力    G: 技術者倫理    H: 継続的学習能力

授業内容

実施項目学習内容と学習課題
1代謝とは・講義の概要
・酵素反応と代謝経路
【予習】シラバスを用いて確認
【復習】酵素反応と代謝経路の復習
2体内でエネルギーを作り出す仕組みと栄養素・エネルギー源としての食品をどう捉えるか
・基礎エネルギー代謝量とエネルギー所要量
【予習】教科書、配布資料等を用いた予習
【復習】エネルギーに関する内容を復習
3主要栄養素の代謝と働き-1・糖質の消化・吸収と代謝
・脂質の消化・吸収、体内動態と代謝
【予習】1.「生化学」の講義内容を再度見直し、糖質、脂質の構造・種類について理解を深めておく 2.解糖系、TCA回路について再確認しておく 3.教科書、配布資料等を用いた予習
【復習】糖質や脂質の代謝の復習
4主要栄養素の代謝と働き-2・タンパク質の消化・吸収、代謝回転
・アミノ酸代謝
・タンパク質の栄養価
【予習】1.「生化学」の講義内容を再度見直し、タンパク質の構造・種類について理解を深めておく 2.教科書、配布資料等を用いた予習
【復習 】タンパク質,アミノ酸の消化や代謝の復習
5主要栄養素の代謝と働き-3・糖質、脂質、タンパク質代謝の調節
・主要ミネラル(Ca、P、Na、K)の生理機能
・微量ミネラルの生理作用と毒性
【予習】教科書、配布資料等を用いた予習
【復習】1.プリントの解糖系、TCA回路、β‐酸化経路図を完成させる
6主要栄養素の代謝と働き-4・水溶性ビタミンの種類と働き、欠乏症
【予習】1.解糖系、TCA回路、β‐酸化経路に関係する補要素をリストアップし、構造と働きについて再確認しておく 2.教科書、配付資料等を用いた予習
【復習】水溶性ビタミンの働きに関する復習
7主要栄養素の代謝と働き-5・水溶性ビタミンの種類と働き、欠乏症
【予習】1.解糖系、TCA回路、β‐酸化経路に関係する補要素をリストアップし、構造と働きについて再確認しておく 2.教科書、配付資料等を用いた予習
【復習】水溶性ビタミンと代謝酵素の関係の復習
8非栄養素成分の機能と機能性成分・食物繊維および難消化性多糖類の種類と機能
・抗酸化成分
・食品の機能性
【予習】1.特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品について調べておく 2.教科書、配布資料等を用いた予習
【復習】食品の機能性とそれに対応する機能性成分の復習
No. 1
実施項目
代謝とは
学習内容と学習課題
・講義の概要
・酵素反応と代謝経路
【予習】シラバスを用いて確認
【復習】酵素反応と代謝経路の復習
No. 2
実施項目
体内でエネルギーを作り出す仕組みと栄養素
学習内容と学習課題
・エネルギー源としての食品をどう捉えるか
・基礎エネルギー代謝量とエネルギー所要量
【予習】教科書、配布資料等を用いた予習
【復習】エネルギーに関する内容を復習
No. 3
実施項目
主要栄養素の代謝と働き-1
学習内容と学習課題
・糖質の消化・吸収と代謝
・脂質の消化・吸収、体内動態と代謝
【予習】1.「生化学」の講義内容を再度見直し、糖質、脂質の構造・種類について理解を深めておく 2.解糖系、TCA回路について再確認しておく 3.教科書、配布資料等を用いた予習
【復習】糖質や脂質の代謝の復習
No. 4
実施項目
主要栄養素の代謝と働き-2
学習内容と学習課題
・タンパク質の消化・吸収、代謝回転
・アミノ酸代謝
・タンパク質の栄養価
【予習】1.「生化学」の講義内容を再度見直し、タンパク質の構造・種類について理解を深めておく 2.教科書、配布資料等を用いた予習
【復習 】タンパク質,アミノ酸の消化や代謝の復習
No. 5
実施項目
主要栄養素の代謝と働き-3
学習内容と学習課題
・糖質、脂質、タンパク質代謝の調節
・主要ミネラル(Ca、P、Na、K)の生理機能
・微量ミネラルの生理作用と毒性
【予習】教科書、配布資料等を用いた予習
【復習】1.プリントの解糖系、TCA回路、β‐酸化経路図を完成させる
No. 6
実施項目
主要栄養素の代謝と働き-4
学習内容と学習課題
・水溶性ビタミンの種類と働き、欠乏症
【予習】1.解糖系、TCA回路、β‐酸化経路に関係する補要素をリストアップし、構造と働きについて再確認しておく 2.教科書、配付資料等を用いた予習
【復習】水溶性ビタミンの働きに関する復習
No. 7
実施項目
主要栄養素の代謝と働き-5
学習内容と学習課題
・水溶性ビタミンの種類と働き、欠乏症
【予習】1.解糖系、TCA回路、β‐酸化経路に関係する補要素をリストアップし、構造と働きについて再確認しておく 2.教科書、配付資料等を用いた予習
【復習】水溶性ビタミンと代謝酵素の関係の復習
No. 8
実施項目
非栄養素成分の機能と機能性成分
学習内容と学習課題
・食物繊維および難消化性多糖類の種類と機能
・抗酸化成分
・食品の機能性
【予習】1.特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品について調べておく 2.教科書、配布資料等を用いた予習
【復習】食品の機能性とそれに対応する機能性成分の復習

到達目標

内容学習・教育目標との対応
1. 糖質、脂質、タンパク質の消化・吸収、代謝とその調節について概説することができる。 目標BC
2. 主要ミネラル、微量タンパク質の生理機能について概説することができる。 目標BC
3. ビタミンの種類および生理機能について概説することができる。目標BC
4. 栄養素と生命活動の関係を説明することができる。目標C

評価方法

定期試験 [100%]
評価基準:定期試験を用い、到達目標に対する達成度を評価する
フィードバックの方法: 答案の返却時に解説

その他注意等

1.本講義は、”生化学”の講義内容を理解しているものとして行う。
2.講義内容は教科書と一部構成を変えているため、予習を行う際には授業計画を参照すること。
3.随時、質問は受け付ける(質問等はメールでも可)。

教材

種別書名著者・編者発行所値段(円)
教科書基礎栄養学 第5版
灘本智憲・仲佐輝子編
化学同人
3,000
参考書生化学ガイドブック
遠藤克己・三輪一智
南江堂
3,296
教科書
署名
基礎栄養学 第5版
著者・編者
灘本智憲・仲佐輝子編
発行所
化学同人
値段(円)
3,000
参考書
署名
生化学ガイドブック
著者・編者
遠藤克己・三輪一智
発行所
南江堂
値段(円)
3,296