英文名 | Chemistry of Marine Bioresources | |
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科目概要 | 海洋生命科学科3年前期(後半) [(8コマ)]、3群科目、選択、講義、1単位(15時間) | |
必要授業 時間外学習 | 30時間 | |
担当者 | ●上岡 麗子※(応用生物化学 水族機能生物学) rueoka@kitasato-u.ac.jp |
教員名 | 内容 |
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上岡 麗子 | 国立研究開発法人での創薬に関する研究経験を踏まえて、下記シラバス内容の講義を行う。 |
近年,海洋生物の利用や化学資源としての活用が急速に発展している.特有の機能を持つ海洋生物の成分が,保健機能食品として利用されるだけでなく,医薬品・医薬部外品などのファインケミカルとしての利用も広がりつつある.本講義は,これらの海洋生物成分の多様な利用について解説する.
生理活性成分について,食品とは別の利用方法について解説する.特に,医薬品、農薬、化粧品のように実際に利用されているもの,および,将来,応用が期待される物質についても,紹介する.
講義
A: 多面的思考能力 | B: 自然科学の基礎知識・理解 | ◎ C: 専門分野の知識・技術 | D: 問題解決能力 |
E: 実務能力 | F: コミュニケーション能力 | G: 技術者倫理 | H: 継続的学習能力 |
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 |
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第1回 | 序論 | 本講義の概要、意義 生理活性物質利用の歴史 資源としての海洋生物の重要性 【予習】 シラバスを読んで流れを理解しておく。 【復習】 生理活性物質の利用の歴史についてまとめる。 |
第2回 | 医薬品としての利用1 | 海洋生物由来の医薬品について 【予習】 医薬品について調べる。 【復習】 海洋生物由来の医薬品について、講義で紹介したものをまとめる。 |
第3回 | 医薬品としての利用2 | 海洋生物由来の医薬品について 【予習】 医薬品について調べる。 【復習】 海洋生物由来の医薬品について、講義で紹介したものをまとめる。 |
第4回 | 農薬・化粧品としての利用 | 海洋生物由来の農薬・化粧品について 【予習】 農薬・化粧品について調べる。 【復習】 海洋生物由来の農薬・化粧品について、講義で紹介したものをまとめる。 |
第5回 | 海洋生物からの生物活性物質、有用成分の探索法1 | 生物活性物質の探索方法1 【予習】 生物活性物質を調べ、その探索法を調べる。 【復習】 生物活性物質の探索方法について、講義で紹介したものをまとめる。 |
第6回 | 海洋生物からの生物活性物質、有用成分の探索法2 | 生物活性物質の探索方法2 【予習】 生物活性物質を調べ、その探索法を調べる。 【復習】 生物活性物質の探索方法について、講義で紹介したものをまとめる。 |
第7回 | 海洋生物からの生物活性物質、有用成分の探索法3 | 生物活性物質の探索方法3 【予習】 生物活性物質を調べ、その探索法を調べる。 【復習】 生物活性物質の探索方法について、講義で紹介したものをまとめる。 |
第8回 | まとめ | 本講義のまとめと創薬研究について 【予習】 これまでの講義の内容を確認する。 【復習】 創薬研究について、これまでの講義で学んだことをまとめる。 |
(定期試験) |
内容 | 学習・教育目標との対応 |
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1. 海洋生物の多様性とそれに伴う生体成分の多様性について説明できる. | 目標C |
2. 海洋生物由来の生物活性物質の探索と,医薬・農薬への応用について説明できる. | 目標C |
3. 化粧品等の原材料としての海洋生物成分について説明できる. | 目標C |
定期試験 [100%]
評価基準: 達成目標のとおり
フィードバックの方法: 達成度確認期間に返却し解説する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
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教科書 | 適宜プリント配布 | |||
参考書 | マリンバイオテクノロジー –海洋生物成分の有効利用– | 伏谷 伸宏 | シーエムシー出版 | 4,600円 |
参考書 | パートナー天然物化学 | 海老塚 豊 森田 博史 阿部 郁朗 | 南江堂 | 6,000円 |