英文名 | Harmful Aquatic Organisms | |
---|---|---|
科目概要 | 海洋生命科学科3年後期(後半) [(8コマ)]、3群科目、選択、講義、1単位(15時間) | |
必要授業 時間外学習 | 30時間 | |
担当者 | ●高田 健太郎(応用生物化学 生物化学) ktakada@kitasato-u.ac.jp 外部講師 |
海洋、陸域を問わず生物が保有する自然毒について作用機序とどのように生合成されるかを理解するとともに、毒成分の応用方法について基本的な知識を習得させる。
1. 有毒生物と有害生物
2. 海洋の有毒生物
3. 陸上の有毒生物
4. 有毒植物
5. 寄生虫
6. 有毒キノコと有毒微生物
7. 生物の毒の利用方法
講義と質疑応答によって進める。
A: 多面的思考能力 | B: 自然科学の基礎知識・理解 | ◎ C: 専門分野の知識・技術 | D: 問題解決能力 |
E: 実務能力 | F: コミュニケーション能力 | ◯ G: 技術者倫理 | H: 継続的学習能力 |
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 | 担当者 |
---|---|---|---|
第1回 | 有毒生物と有害生物 | 有毒生物と有害生物の違いについて理解するとともに、実例について理解する。 【予習】 Web等を活用し、有毒生物と有害生物について調べておく 【復習】 授業内容の取りまとめ | 高田 健太郎 |
第2回 | 海洋の有毒生物 | 魚類と無脊椎動物の毒成分についての詳細、作用機序ついて理解する 【予習】 Web等を活用し、どのような海洋生物が毒を保有しているのかを調べておく 【復習】 各毒成分が示す作用機序と、属する化合物群について確認しておく | 高田 健太郎 |
第3回 | 陸上の有毒生物 | ヘビ、サソリ、クモ、ケムシ、カエル、イモリの毒成分についての詳細、作用機序ついて理解する 【予習】 Web等を活用し、どのような陸上生物が毒を保有しているのかを調べておく 【復習】 各毒成分が示す作用機序と、属する化合物群について確認しておく | 高田 健太郎 |
第4回 | 有毒植物 | 植物が持つ毒成分についての詳細、作用機序ついて理解する 【予習】 Web等を活用し、どのような植物が毒を保有しているのかを調べておく 【復習】 各毒成分が示す作用機序と、属する化合物群について確認しておく | 高田 健太郎 |
第5回 | 寄生虫 | ヒトの内部寄生虫に、どのようなものあるかについて理解する。 【予習】 Web等を活用し、「寄生虫」に関する記述に目を通しておく 【復習】 授業内容の取りまとめ | 外部講師 |
第6回 | 有毒キノコと有毒微生物 | 有毒キノコ(真菌)と有毒微生物についての詳細、作用機序ついて理解する 【予習】 Web等を活用し、どのような微生物が毒を保有しているのかを調べておく 【復習】 各毒成分が示す作用機序と、属する化合物群について確認しておく | 高田 健太郎 |
第7回 | 生物の毒の利用方法 | 生物の毒が様々な分野で活用されていることを理解する。 【予習】 Web等を活用し、毒成分の利用方法について調べておく 【復習】 授業内容の取りまとめ | 高田 健太郎 |
(定期試験) | 高田 健太郎 | ||
第8回 | ・達成度確認 ・定期試験の答え合わせと解説 | ヒトに危害を及ぼす代表的な水生生物に関する理解度を確認する 【予習】 試験問題を見直し、疑問点を整理しておく 【復習】 理解不足の部分を学習する | 高田 健太郎 |
内容 | 学習・教育目標との対応 |
---|---|
1. 有毒生物と有害生物について説明できる | 目標C |
2. 海洋生物、陸上生物、植物、微生物の毒成分について実例をあげて説明できる | 目標C |
3. 生物の毒成分について、作用機序および生合成機構について説明できる | 目標C |
4. 毒成分の作用機序を活用した応用例とその際の問題点について説明できる | 目標CG |
定期試験 [100%]評価基準: 有毒および人類にとって有害な生物について正確な知識と理解を有すること
フィードバックの方法: 答案を返却し達成度確認を行う。
スライド中心の授業となります
オフィスアワーは特に設けませんが。質問はメールでいつでも受け付けます
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
---|---|---|---|---|
教科書 | 講義資料を配布する | |||
参考書 | 水産利用化学の基礎 | 渡部終五 編 | 恒星社厚生閣 | 3800円 + 税 |