英文名 | Harmful Aquatic Organisms | |
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科目概要 | 応用生物化学専門分野(修士課程)1~2年次2025年度後期、講義、2単位(30時間) | |
必要授業 時間外学習 | 60時間 | |
担当者 | ●高田 健太郎(応用生物化学 生物化学) ktakada@kitasato-u.ac.jp |
食中毒の原因となる微生物、寄生虫や動植物性自然毒等、食品衛生上問題となる種々の生物と毒素の性状、対策等について解説し、食の安全に携わる専門家としての知識を培う。また、人間に害のある有毒成分に関する研究を調査し、解説する。
1. 微生物性食中毒
2. 寄生虫
3. 有毒植物
4. 毒キノコ
5. カビ毒
6. 有毒成分に関する研究の調査および発表
講義はゼミ形式で行う
回 | 実施項目 | 学習内容と学習課題 | 担当者 |
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第1回 | ガイダンス | 授業の概要説明 食品衛生法・食品安全基本法 | 高田 健太郎 |
第2回 | 微生物性食中毒 (1) | サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌、ブドウ球菌、ボツリヌス菌 | 高田 健太郎 |
第3回 | 微生物性食中毒 (2) | ウェルシュ菌、セレウス菌、リステリア | 高田 健太郎 |
第4回 | 寄生虫性食中毒 | アニサキス、クドア、肝吸虫、肺吸虫、横川吸虫、条虫、クリプトスポリジウム | 高田 健太郎 |
第5回 | 有毒植物 | トリカブト、バケイソウ、チョウセンアサガオ、イヌサフラン、シキミ、ジャガイモ、オゴノリ | 高田 健太郎 |
第6回 | 毒キノコ | ツキヨタケ、タマゴテングタケ、ワライタケほか | 高田 健太郎 |
第7回 | カビ毒 | アフラトキシン、アカカビ毒、黄変米ほか | 高田 健太郎 |
第8回 | 食中毒原因生物の制御 | 冷凍・加熱・化学処理 | |
第9回 | 有毒成分に関する研究を調査 | 関連研究の調査 | 高田 健太郎 |
第10-11回 | 有毒成分に関する研究を調査内容の取りまとめおよび発表準備 | 関連研究の取りまとめ、発表準備 | 高田 健太郎 |
第12-15回 | 有毒成分に関する研究を調査の発表 | 関連研究の発表、質疑応答、およびフィードバック | 高田 健太郎 |
内容 |
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1. 食中毒の原因となる種々の微生物の性状ならびに生産する毒素等について説明できる |
2. 代表的な寄生虫を列挙し、その生活史について説明できる |
3. 食中毒の原因となる植物・キノコ・カビ・貝類などの特徴と、それらの毒素について説明できる |
評価基準:レポート [100%]
フィードバックの方法:レポート返却時に講評・解説を行う。
関連する原著論文等を渡します
【予習】
教科書の該当部分に目を通しておくこと
【復習】
疑問点を整理し、次回の授業に臨んでください
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 | 値段(円) |
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教科書 | 新・食品衛生学 | 藤井建・塩見和夫 | 恒星社厚生閣 | 2800 |
参考書 | なし |