Web Syllabus(講義概要)
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資源解析学(MB301-EB14)
英文名 Population dynamics of marine organisms
科目概要 海洋生命科学科3年後期(前半) [(15コマ)]、3群科目、選択、講義、2単位
必要授業
時間外学習
60時間
担当者 ●武藤 望生(環境生物学 魚類生態学) muto.nozomu@kitasato-u.ac.jp
佐久間 啓

授業の目的

漁業の歴史は乱獲の歴史であったといわれる。しかし、自律更新が可能である水産生物資源は、適切に管理されれば永続的な利用が可能である。本講義では、水産資源の特徴・構造・機能を明らかにし、資源管理に必要な資源の解析方法とその実際を学ぶ。

教育内容

 水産資源管理の失敗の歴史と、水産資源の3つの特性を知ることにより、水産資源が乱獲に陥りやすい特性を持つことを理解する。同時に、適正な管理が行われれば永続的な利用が可能であることを理解する。次に、水産資源を特徴付ける生物学的特性、系群、年齢、成長について学ぶ。統計学の基礎についてふり返り、資源解析の基礎となる確率論的思考を身に着ける。続いて、わが国の資源評価で標準的に用いられている手法(個体群動態モデルや資源量直接推定法等)について実例を踏まえて学ぶことにより、適正な漁獲管理の方法論について学習する。
 講義前半では、水産資源の特性、系群、年齢、成長など資源生物学的な側面を学び、講義後半では資源解析のモデルや資源量推定法など資源解析学的な側面を学ぶ。適宜、実際の研究例(論文など)を紹介する。
 国家、地方公務員採用試験(水産)の主要科目の1つであるので、公務員試験受験にも役立つように配慮する。

教育方法

①授業開始時に復習のための質問クイズを行う。
②講義資料を配布し、授業項目の解説を行う。
③授業中に適宜質問を発し、回答を求める。
④自分と他者の考え方を比較することにより理解を深めるとともに双方向授業を目指す。
⑤授業中に、理解した項目を短い文章として記述し、表現力の向上を目指す。
⑥グループワークを行う回もある。
⑦授業終了時に質問、感想を交えた振り返り・アンケートをとり、受講者にフィードバックを行う。

卒業・学位授与の方針と当該授業科目の関連

    A: 多面的思考能力 ◎ B: 自然科学の基礎知識・理解     C: 専門分野の知識・技術     D: 問題解決能力
    E: 実務能力     F: コミュニケーション能力 ◯ G: 技術者倫理     H: 継続的学習能力

授業内容

実施項目 学習内容と学習課題 担当者
1 資源解析学で何を学ぶか? 資源解析学とはどのような学問か学ぶ。水産資源の特徴と乱獲が起こる理由が説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
武藤 望生
2 系群とはなにか 資源管理の単位である系群の概念を理解し、系群とは何か説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
武藤 望生
3 系群判別(1) 主要な系群判別法を理解し、各系群判別法の手法と特性を説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
武藤 望生
4 系群判別(2) 主要な系群判別法を理解し、各系群判別法の手法と特性を説明できるようになる。また,いくつかの実例を参照して各手法の特性の理解を深める。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う
武藤 望生
5 系群判別(3) 実例を参照しながら系群判別法を理解し、各系群判別法の手法と特性を説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
武藤 望生
6 年齢査定法 年齢査定の目的と手法の実際を学び、代表的な年齢査定の方法と特性を説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
武藤 望生
7 成長を調べる 水産生物の成長を調べる目的とその方法を学ぶ。成長曲線を理解し、代表的な成長曲線を説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
武藤 望生
8 水産資源学に必要な統計学(1) 資源学の基礎となる統計の考え方について学ぶ。さまざまな分布形における期待値とばらつきの概念を学び、それぞれの特徴について説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】講義内容についてノートにまとめる
佐久間 啓
9 水産資源学に必要な統計学(2) 資源学の基礎となる統計の考え方について学ぶ。統計モデルの考え方について学び、このうち最も汎用性の高い一般化線形モデルGLMについて説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】課題に取り組む(Google Classroom もしくはTeams)
佐久間 啓
10 資源解析手法(1) 漁獲と資源量の関係を学び、CPUE を理解し、資源量の多寡を指数で表せるようになる。同時に、CPUEを用いた資源評価のリスクについて理解し、説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】講義内容についてノートにまとめる
佐久間 啓
11 資源解析手法(2) 資源量の直接推定法について学び、CPUEとの関連について理解する。直接推定法のメリットおよびデメリットについて理解し、その適用方法について説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】講義内容についてノートにまとめる
佐久間 啓
12 資源解析手法(3) 現在我が国で最も広く用いられている資源評価手法である齢構成モデル(VPA)について学び、導出される漁獲係数や漁獲割合、選択率といった指標について説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】講義内容についてノートにまとめる
佐久間 啓
13 資源評価手法(4) 再生産とは、親から子が生まれて漁獲可能となる(加入)までのプロセスを指す。再生産モデルにより親魚量から加入量が予測できることを理解し、再生産モデルの仮定のもとで漁獲量の将来予測が可能になることを理解する。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】課題に取り組む(Google classroom もしくはTeams)
佐久間 啓
14 実際の資源評価(1) 我が国における資源評価の実際について、実際の資源評価結果を参考にしながら、これまで授業で学んだ内容にを振り返りつつ深掘りする。資源評価の必要性について理解し、説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】講義内容についてノートにまとめる
佐久間 啓
15 実際の資源評価(2) ここまで学んだ資源評価手法に関する内容について総括するとともに、現在開発が進められている新たな資源評価手法について学び、説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】課題に取り組む(Google classroom もしくはTeams)
佐久間 啓
No. 1
実施項目
資源解析学で何を学ぶか?
学習内容と学習課題
資源解析学とはどのような学問か学ぶ。水産資源の特徴と乱獲が起こる理由が説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
担当者
武藤 望生
No. 2
実施項目
系群とはなにか
学習内容と学習課題
資源管理の単位である系群の概念を理解し、系群とは何か説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
担当者
武藤 望生
No. 3
実施項目
系群判別(1)
学習内容と学習課題
主要な系群判別法を理解し、各系群判別法の手法と特性を説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
担当者
武藤 望生
No. 4
実施項目
系群判別(2)
学習内容と学習課題
主要な系群判別法を理解し、各系群判別法の手法と特性を説明できるようになる。また,いくつかの実例を参照して各手法の特性の理解を深める。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う
担当者
武藤 望生
No. 5
実施項目
系群判別(3)
学習内容と学習課題
実例を参照しながら系群判別法を理解し、各系群判別法の手法と特性を説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
担当者
武藤 望生
No. 6
実施項目
年齢査定法
学習内容と学習課題
年齢査定の目的と手法の実際を学び、代表的な年齢査定の方法と特性を説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
担当者
武藤 望生
No. 7
実施項目
成長を調べる
学習内容と学習課題
水産生物の成長を調べる目的とその方法を学ぶ。成長曲線を理解し、代表的な成長曲線を説明できるようになる。

【予習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により質問に解答する。
【復習】
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)により宿題を行う。
担当者
武藤 望生
No. 8
実施項目
水産資源学に必要な統計学(1)
学習内容と学習課題
資源学の基礎となる統計の考え方について学ぶ。さまざまな分布形における期待値とばらつきの概念を学び、それぞれの特徴について説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】講義内容についてノートにまとめる
担当者
佐久間 啓
No. 9
実施項目
水産資源学に必要な統計学(2)
学習内容と学習課題
資源学の基礎となる統計の考え方について学ぶ。統計モデルの考え方について学び、このうち最も汎用性の高い一般化線形モデルGLMについて説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】課題に取り組む(Google Classroom もしくはTeams)
担当者
佐久間 啓
No. 10
実施項目
資源解析手法(1)
学習内容と学習課題
漁獲と資源量の関係を学び、CPUE を理解し、資源量の多寡を指数で表せるようになる。同時に、CPUEを用いた資源評価のリスクについて理解し、説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】講義内容についてノートにまとめる
担当者
佐久間 啓
No. 11
実施項目
資源解析手法(2)
学習内容と学習課題
資源量の直接推定法について学び、CPUEとの関連について理解する。直接推定法のメリットおよびデメリットについて理解し、その適用方法について説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】講義内容についてノートにまとめる
担当者
佐久間 啓
No. 12
実施項目
資源解析手法(3)
学習内容と学習課題
現在我が国で最も広く用いられている資源評価手法である齢構成モデル(VPA)について学び、導出される漁獲係数や漁獲割合、選択率といった指標について説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】講義内容についてノートにまとめる
担当者
佐久間 啓
No. 13
実施項目
資源評価手法(4)
学習内容と学習課題
再生産とは、親から子が生まれて漁獲可能となる(加入)までのプロセスを指す。再生産モデルにより親魚量から加入量が予測できることを理解し、再生産モデルの仮定のもとで漁獲量の将来予測が可能になることを理解する。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】課題に取り組む(Google classroom もしくはTeams)
担当者
佐久間 啓
No. 14
実施項目
実際の資源評価(1)
学習内容と学習課題
我が国における資源評価の実際について、実際の資源評価結果を参考にしながら、これまで授業で学んだ内容にを振り返りつつ深掘りする。資源評価の必要性について理解し、説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】講義内容についてノートにまとめる
担当者
佐久間 啓
No. 15
実施項目
実際の資源評価(2)
学習内容と学習課題
ここまで学んだ資源評価手法に関する内容について総括するとともに、現在開発が進められている新たな資源評価手法について学び、説明できるようになる。

【予習】配布資料を事前に確認する。
【復習】課題に取り組む(Google classroom もしくはTeams)
担当者
佐久間 啓

到達目標

内容 学習・教育目標との対応
1. 資源管理に関連する水産生物資源の特性を説明できる。 目標C
2. 水産資源の永続的利用に関する国際的取り決めを説明できる。 目標CG
3. 主要な水産資源の解析手法を説明できる。 目標C
4. 水産資源の乱獲の要因を説明できる。 目標C
5. 水産資源管理を成功させるための倫理的要因を説明できる。 目標CG

評価方法

最終試験(資源評価の現状と課題、および各資源解析手法の長所短所等について説明できる) [35% ]
中間試験(資源解析の基礎事項である水産資源の特性、系群、年齢、成長などを説明できる) [25% ]
課題(各日程の最後に提示する課題について適切に回答する) [25% ]
授業への参加(質問・振り返り・アンケートへの回答、グループワーク等への参加) [15% ]
評価基準: 提出課題は期限までの提出の有無、試験は答案の正誤採点による数値化
フィードバックの方法: 授業後にGoogle classroom もしくはTeamsで質問・要望への返答を必要に応じて行う。また、答案・レポート返却時に講
評・解説を伝える。

その他注意等

スマホ、PCでアクセスできる授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)を設けます。
授業支援サイトで、講義資料をダンロードし、予習のアンケートに答えます。
授業支援サイトで、授業中のアンケート、ワーク、終了時の振り返りを行います。
授業支援サイトで、授業終了後に宿題を提出します。
毎回スマホ、タブレット、PC、ケイタイのいずれかを充電して持参してください。講義室のwifiを利用できます。
中間試験は授業時間内に実施します。

教材

種別 書名 著者・編者 発行所 値段(円)
教科書 授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)で講義資料配布
参考書 魚をとりながら増やす 松宮義晴 成山堂書店 1,760
参考書 水産資源学 松石隆 海文堂出版 2,420
参考書 水産資源学 能勢幸雄・石井丈夫・清水誠 東京大学出版会 4,180
教科書
書名
授業支援サイト(Google classroomまたはTeams)で講義資料配布
著者・編者
発行所
値段(円)
参考書
書名
魚をとりながら増やす
著者・編者
松宮義晴
発行所
成山堂書店
値段(円)
1,760
参考書
書名
水産資源学
著者・編者
松石隆
発行所
海文堂出版
値段(円)
2,420
参考書
書名
水産資源学
著者・編者
能勢幸雄・石井丈夫・清水誠
発行所
東京大学出版会
値段(円)
4,180